平成23年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問40
配線図
最少電線本数に関する問題
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⑩で示す部分の最少電線本数(心線数)は。
〔配線図の前書き〕図は、鉄筋コンクリート造集合住宅の1戸部分の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
【注意】
- 1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
- 2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
- 3.漏電遮断器は、定格感度電流30〔mA〕、動作時間が0.1秒以内のものを使用している。
- 4.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
- イ3
- ロ4
- ハ5
- ニ6
答えと解説
✓ これが正解ハ5
解説
⑩の区間には、最少で5本の電線が通ります。
⑩は、玄関から廊下へ下る(E25)の管の途中で、玄関の照明器具(丸の中にDLの記号)につながる箱と、便所の箱との間です。Eはねじなし電線管を表します。分電盤から出る回路ⓓの電線が、この管を通って玄関側の器具へ向かいます。最少電線本数は、この区間を通る電線を1本ずつ数えて求めます。
まず、電源の接地側の電線(白)が1本、非接地側の電線(黒)が1本です。玄関側にある照明器具とチャイム用の変圧器へ、この2本が通ります。次に、玄関の照明ウは、玄関の3路スイッチ、廊下の4路スイッチ、和室側の3路スイッチの3か所で点滅します。玄関の3路と廊下の4路を結ぶ渡り線が2本、この区間を通ります。さらに、3個のDLは玄関側に1個、廊下側と和室側に2個あり、この区間をはさんで両側に分かれるので、スイッチを通った戻り線が1本通ります。合計は、白1本・黒1本・渡り線2本・戻り線1本の5本です。チャイム用の小勢力回路はこの区間より上で完結し、通りません。
覚え方は、電源2本に、3路と4路の渡り線2本、戻り線1本を足します。
ほかの選択肢の解説
- イ3:3本では足りません。電源の白と黒の2本に加えて、3路スイッチと4路スイッチを結ぶ渡り線が2本必要で、それだけで4本になります。さらに戻り線も通ります。
- ロ4:4本は、白・黒の電源線と渡り線2本までの数です。玄関側と廊下側にまたがるDLへ、スイッチを通って戻る線が数に入っていません。この1本が加わって5本です。
- ニ6:6本は、通る線の数より多い値です。この区間では、白1本・黒1本・渡り線2本・戻り線1本の5本で足りるので、最少本数としては1本多くなります。
出典:平成23年度上期第二種電気工事士筆記試験 問40(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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