平成22年度第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問19
電気工事の施工方法
D種接地工事に関する問題
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機械器具の金属製外箱に施すD種接地工事に関する記述で、不適切なものは。
- イ三相200〔V〕電動機外箱の接地線に直径1.6〔mm〕のIV電線を使用した。
- ロ単相100〔V〕移動式の電気ドリル(一重絶縁)の接地線として多心コードの断面積0.75〔mm²〕の1心を使用した。
- ハ一次側200〔V〕、二次側100〔V〕、3〔kV・A〕の絶縁変圧器(二次側非接地)の二次側電路に電動丸のこぎりを接続し、接地を施さないで使用した。
- ニ単相100〔V〕の電動機を水気のある場所に設置し、定格感度電流15〔mA〕、動作時間0.1秒の電流動作型漏電遮断器を取り付けたので、接地工事を省略した。
答えと解説
✓ これが正解ニ単相100〔V〕の電動機を水気のある場所に設置し、定格感度電流15〔mA〕、動作時間0.1秒の電流動作型漏電遮断器を取り付けたので、接地工事を省略した。
解説
漏電遮断器で接地を省けるのは、水気のある場所以外の場合です。
D種接地工事は、使用電圧が300〔V〕以下の低圧の機械器具の金属製外箱などに施し、感電を防ぐ接地です。ただし、条件によっては接地を省略できます。
漏電遮断器で省略できるのは、定格感度電流15〔mA〕以下、動作時間0.1秒以下の電流動作型を取り付け、さらに水気のある場所以外に施設する場合です。問の電動機は水気のある場所に設置されているので、この漏電遮断器を付けていても接地工事は省略できません。ここが不適切です。
他の3つは適切です。接地線は、直径1.6〔mm〕以上の軟銅線が基本で、直径1.6〔mm〕のIV電線はこれに当たります。移動して使う機器の接地線に多心コードの1心を使うときは、断面積0.75〔mm²〕以上が目安です。絶縁変圧器の二次側を接地しない形も、省略できる条件に当たります。
覚え方は、漏電遮断器で接地を省略するときは、15〔mA〕・0.1秒に加えて水気のある場所以外、です。
ほかの選択肢の解説
- イ三相200〔V〕電動機外箱の接地線に直径1.6〔mm〕のIV電線を使用した。:三相200〔V〕電動機の外箱のD種接地線に、直径1.6〔mm〕のIV電線を使うのは、接地線の太さの基準を満たす適切な施工です。不適切なものを選ぶ問の答えにはなりません。
- ロ単相100〔V〕移動式の電気ドリル(一重絶縁)の接地線として多心コードの断面積0.75〔mm²〕の1心を使用した。:移動して使う電気ドリルの接地線に、断面積0.75〔mm²〕の多心コードの1心を使うことは、決まりに合った施工です。不適切ではないので、この問の答えになりません。
- ハ一次側200〔V〕、二次側100〔V〕、3〔kV・A〕の絶縁変圧器(二次側非接地)の二次側電路に電動丸のこぎりを接続し、接地を施さないで使用した。:一次200〔V〕・二次100〔V〕・3〔kV・A〕の絶縁変圧器で二次側を接地しない形は、接地工事を省略できる条件に当たります。接地を施さずに使うのは適切で、不適切ではありません。
出典:平成22年度第二種電気工事士筆記試験 問19(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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