令和8年度上期第三種電気主任技術者試験 法規(電気技術者試験センター)問5
法規
構造上安全に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。電験三種の過去問 400問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
次の文章は,「発電用風力設備に関する技術基準を定める省令」の風車に関する記述の一部である。
a)負荷を遮断したときの最大速度に対し,[(ア)]であること。
b)風圧に対して[(ア)]であること。
c)運転中に風車に損傷を与えるような[(イ)]がないように施設すること。
d)通常想定される最大風速においても取扱者の意図に反して風車が起動することのないように施設すること。
e)運転中に他の工作物,植物等に[(ウ)]しないように施設すること。
上記の記述中の空白箇所(ア)~(ウ)に当てはまる語句として,正しいものを組み合わせたのは次のうちどれか。
| (ア) | (イ) | (ウ) | |
|---|---|---|---|
| (1) | 安定 | 変形 | 影響 |
| (2) | 構造上安全 | 変形 | 接触 |
| (3) | 安定 | 振動 | 影響 |
| (4) | 構造上安全 | 振動 | 接触 |
| (5) | 安定 | 変形 | 接触 |
- 1(ア) 安定 (イ) 変形 (ウ) 影響
- 2(ア) 構造上安全 (イ) 変形 (ウ) 接触
- 3(ア) 安定 (イ) 振動 (ウ) 影響
- 4(ア) 構造上安全 (イ) 振動 (ウ) 接触
- 5(ア) 安定 (イ) 変形 (ウ) 接触
答えと解説
✓ これが正解4(ア) 構造上安全 (イ) 振動 (ウ) 接触
解説
(ア)構造上安全、(イ)振動、(ウ)接触の組合せが風車の規定です。
この記述は発電用風力設備に関する技術基準を定める省令第4条、風車の条文です。風車は回転する大きな羽根を持つため、壊れないこと、揺れで傷まないこと、勝手に回り出さないこと、周りに当たらないことが求められます。
(ア)は、負荷を遮断したときの最大速度に対し、また風圧に対して求められる性質で、構造上安全です。負荷が急に外れると風車は回転が速くなり、強い風を受けると大きな力がかかるので、そのときでも壊れない強さを持つことを求めています。倒れにくさを言う安定ではなく、構造の強さを言う語です。
(イ)は、運転中に風車に損傷を与えるようなものがないように施設する、の空白で、振動です。羽根の回転や風の乱れによる揺れが大きいと、羽根や軸が疲れて傷むためです。
(ウ)は、運転中に他の工作物、植物等にしないように施設する、の空白で、接触です。回る羽根が建物や木の枝などに当たらないよう、配置を考えることを求めています。
よって構造上安全・振動・接触の組合せです。強さは構造上安全、揺れは振動、周りとは接触、と空白ごとの対応で覚えると選べます。
ほかの選択肢の解説
- 1…影響:(ア)を安定、(イ)を変形、(ウ)を影響としていて、三つとも条文の語と違います。条文は最大速度や風圧に対し構造上安全、損傷を与える振動、他の工作物や植物等への接触、と書いています。
- 2…変形 (ウ) 接触:(ア)の構造上安全と(ウ)の接触は合っていますが、(イ)を変形としています。運転中の風車に損傷を与えるものとして条文が挙げるのは、変形ではなく振動です。
- 3(ア) 安定 (イ) 振動 (ウ) 影響:(イ)の振動だけが合っていて、(ア)を安定、(ウ)を影響としています。最大速度や風圧に対しては構造上安全であること、他の工作物や植物等には接触しないことが求められます。
- 5…接触:(ウ)の接触は合っていますが、(ア)を安定、(イ)を変形としています。条文の語は、最大速度と風圧に対して構造上安全、運転中に損傷を与えるような振動がないこと、です。
出典:令和8年度上期第三種電気主任技術者試験 法規 問5(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(B問題の共通の文と図を小問ごとに複写・図と式を問題冊子から切り出して画像で掲載・1行で書ける式を字に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)