令和7年度下期第三種電気主任技術者試験 理論(電気技術者試験センター)問6
理論
内部抵抗に関する問題
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図のように,内部抵抗r[Ω],起電力E[V]の電池に抵抗値R[Ω]の可変抵抗器を接続した回路がある。R=2.25 Ωにしたとき,回路を流れる電流はI=3 Aであった。次に,R=3.45 Ωにしたとき,回路を流れる電流はI=2 Aとなった。この電池の起電力E[V]の値として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

- 19.30
- 27.20
- 37.05
- 46.90
- 56.75
答えと解説
✓ これが正解27.20
解説
E=I(R+r)を二つの条件で立てるとr=0.15 Ω、E=7.20 Vです。
電池は、起電力Eと内部抵抗rを直列にしたものとして表せます。外部に抵抗Rをつなぐと、回路全体の抵抗はR+rなので、オームの法則からE=I(R+r)が成り立ちます。未知数がEとrの二つなので、二つの条件から連立方程式を立てます。
R=2.25 Ω、I=3 AのときE=3×(2.25+r)、R=3.45 Ω、I=2 AのときE=2×(3.45+r)です。両者を等しいとおくと、6.75+3r=6.90+2rとなり、r=0.15 Ωです。これを戻すとE=3×(2.25+0.15)=3×2.40=7.20 Vとなり、もう一方でも2×(3.45+0.15)=2×3.60=7.20 Vで一致します。
端子電圧で見ることもできます。Rにかかる電圧は3×2.25=6.75 Vと2×3.45=6.90 Vで、電流が1 A減ると端子電圧が0.15 V上がるので、内部抵抗は0.15/1=0.15 Ωです。
Rの電圧だけを起電力と取り違えやすいので、内部抵抗での電圧降下を足すことを忘れないようにします。
ほかの選択肢の解説
- 19.30:9.30 Vの由来は導けません。E=9.30 Vとすると、1つ目の条件から内部抵抗は9.30/3-2.25=0.85 Ω、2つ目の条件からは9.30/2-3.45=1.2 Ωとなり、同じ電池なのに値が食い違います。
- 37.05:7.05 Vの由来は導けません。この起電力では、内部抵抗が1つ目の条件から0.10 Ω、2つ目の条件から0.075 Ωと別の値になり、両方の測定を同時に満たせません。
- 46.90:6.90 Vは2つ目の条件で可変抵抗器にかかる電圧2×3.45をそのまま起電力とした値で、内部抵抗0.15 Ωに2 Aが流れることによる電圧降下0.30 Vを含めていません。
- 56.75:6.75 Vは1つ目の条件で可変抵抗器にかかる電圧3×2.25の値です。電池の内部抵抗にも3 Aが流れて0.45 Vの電圧降下が生じるので、起電力はこれより大きくなります。
出典:令和7年度下期第三種電気主任技術者試験 理論 問6(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(B問題の共通の文と図を小問ごとに複写・図と式を問題冊子から切り出して画像で掲載・1行で書ける式を字に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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