令和7年度下期第三種電気主任技術者試験 理論(電気技術者試験センター)問7
理論
可変抵抗に関する問題
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図のように,可変抵抗R₁ [Ω],R₂ [Ω],抵抗Rx [Ω],電源E[V]からなる直流回路がある。次に示す条件1のときのRx [Ω]に流れる電流Iの値[A]と条件2のときの電流Iの値[A]は等しくなった。このとき,Rxの値[Ω]として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。条件1:R₁=90 Ω,R₂=6 Ω 条件2:R₁=70 Ω,R₂=3 Ω

- 11.5
- 22.4
- 34.0
- 48.5
- 511.6
答えと解説
✓ これが正解22.4
解説
Rxの電流を分流の式で表し、二つの条件で等しいとおくとRx=2.4 Ωです。
電源からの電流は、可変抵抗R₁と、R₂と抵抗Rxの並列部分を順に流れ、並列部分で二つに分かれます。全体の電流はE/{R₁+R₂Rx/(R₂+Rx)}で、Rxに流れる分は分流の式から全体の電流×R₂/(R₂+Rx)です。まとめると、I=ER₂/{R₁R₂+(R₁+R₂)Rx}となります。
条件1(R₁=90 Ω、R₂=6 Ω)ではI=6E/(540+96Rx)、条件2(R₁=70 Ω、R₂=3 Ω)ではI=3E/(210+73Rx)です。電源Eは共通なので、二つを等しいとおくとEは消え、6(210+73Rx)=3(540+96Rx)となります。展開すると1260+438Rx=1620+288Rxで、150Rx=360、Rx=2.4 Ωです。
確かめると、Rx=2.4 Ωのとき条件1は6E/(540+230.4)=6E/770.4、条件2は3E/(210+175.2)=3E/385.2=6E/770.4で、確かに等しくなります。
電源電圧が分からなくても、二つの状態を比べる式にすれば打ち消し合う、という見方を持っておくと、この形の問題に強くなります。
ほかの選択肢の解説
- 11.5:Rx=1.5 Ωとすると、条件1の電流は6E/684≒0.00877E、条件2は3E/319.5≒0.00939Eとなり、条件2の方が約7 %大きく、二つは等しくなりません。由来は導けません。
- 34.0:Rx=4.0 Ωでは条件1が6E/924≒0.00649E、条件2が3E/502≒0.00598Eとなり、条件1の方が約9 %大きくなって、電流が等しいという条件を満たしません。由来は導けません。
- 48.5:Rx=8.5 Ωを入れると、条件1は6E/1356≒0.00442E、条件2は3E/830.5≒0.00361Eで、条件1が約2割大きくなります。この値の由来は導けません。
- 511.6:Rx=11.6 Ωでは、条件1が6E/1653.6≒0.00363E、条件2が3E/1056.8≒0.00284Eとなり、条件1が3割近く大きく、等しくなりません。由来は導けません。
出典:令和7年度下期第三種電気主任技術者試験 理論 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(B問題の共通の文と図を小問ごとに複写・図と式を問題冊子から切り出して画像で掲載・1行で書ける式を字に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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