令和7年度上期第三種電気主任技術者試験 理論(電気技術者試験センター)問7
理論
直流回路に関する問題
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図のような直流回路において,スイッチSを閉じているとき,2 Ωの抵抗を流れる電流は,スイッチSを開いたときの電流の3倍であった。Rの値[Ω]として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

- 12.5
- 23.5
- 30.5
- 41.5
- 54.5
答えと解説
✓ これが正解12.5
解説
電流3倍なら合成抵抗は4 Ω、並列部分2 ΩからR=2.5 Ωです。
直流回路の電流はオームの法則I=E/(合成抵抗)で決まります。スイッチの開閉で合成抵抗がどう変わるかを式にし、電流の比を合成抵抗の比に置き換えます。
スイッチSを開いているとき、Rは回路から外れるので、合成抵抗は2+10=12 Ω、電流はE/12です。Sを閉じると10 ΩとRが並列になり、合成抵抗は2+10R/(10+R)です。電源電圧は同じなので、電流が3倍なら合成抵抗は3分の1の4 Ωです。
2+10R/(10+R)=4より、10R/(10+R)=2、10R=20+2R、8R=20となり、R=2.5 Ωです。
検算として、R=2.5 Ωのとき並列部分は10×2.5/12.5=2 Ω、全体は2+2=4 Ωです。電流はE/4となり、開いたときのE/12のちょうど3倍で、条件と合います。
電流の比は合成抵抗の逆比、と置き換えると、電源電圧Eの値が分からなくても解けます。
ほかの選択肢の解説
- 23.5:R=3.5 Ωとすると、並列部分は10×3.5/13.5≒2.59 Ω、全体は約4.59 Ωです。電流は開いたときの12/4.59≒2.6倍となり、3倍に届きません。
- 30.5:R=0.5 Ωでは、並列部分が約0.48 Ω、全体が約2.48 Ωになります。電流は開いたときの12/2.48≒4.8倍に増えすぎ、3倍の条件を満たしません。
- 41.5:R=1.5 Ωでは、並列部分は10×1.5/11.5≒1.30 Ω、全体は約3.30 Ωです。電流の比は約3.6倍となり、条件の3倍より大きくなります。
- 54.5:R=4.5 Ωとすると、並列部分は約3.10 Ω、全体は約5.10 Ωで、電流の比は12/5.10≒2.4倍です。Rが大きいほど並列にした効果が小さく、3倍に届きません。
出典:令和7年度上期第三種電気主任技術者試験 理論 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(B問題の共通の文と図を小問ごとに複写・図と式を問題冊子から切り出して画像で掲載・1行で書ける式を字に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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