平成31年度 春期 午前Ⅱ 問12
データ操作
共通集合に関する問題
和両立である関係RとSがある。R∩Sと等しいものはどれか。ここで,-は差演算,∩は共通集合演算を表す。
- アR-(R-S)
- イR-(S-R)
- ウ(R-S)-(S-R)
- エS-(R-S)
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✓ これが正解アR-(R-S)
解説
RからR-Sを取り除くと、Sにも含まれるRの要素だけが残ります。
差演算を内側から順に評価します。R-Sは、Rの要素のうちSに含まれないものです。RからそれをR-(R-S)のように取り除くと、Rの要素のうちSにも含まれるものだけが残ります。これは共通集合R∩Sそのものです。例えばR={1,2,3}、S={2,3,4}とすると、R-S={1}で、R-{1}={2,3}となり、R∩S={2,3}と一致します。和両立とは、二つの関係の属性の数と対応する属性の定義域がそろっていて、和や差のような集合演算を行える状態のことです。小さな集合を置いて各式を手で計算すると、どの式が等しいかを確実に見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イR-(S-R):S-RはSにだけある要素なので、Rとは重なりません。重ならないものを取り除いてもRは変わらず、R-(S-R)はR自身になります。先の例ではS-R={4}で、結果は{1,2,3}です。
- ウ(R-S)-(S-R):R-SとS-Rは互いに重ならないので、前者から後者を引いても前者のままで、式はR-Sに等しくなります。先の例で計算すると{1}となり、共通部分の{2,3}とは異なります。
- エS-(R-S):R-SはRにだけある要素なので、Sとは重なりません。Sからそれを取り除いてもSのままで、S-(R-S)はS自身になります。先の例では{2,3,4}となり、共通部分と一致しません。
出典:平成31年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12
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