平成23年度 特別 午前Ⅱ 問14
トランザクション処理
一貫性に関する問題
トランザクションの ACID 特性のうち,一貫性(consistency)の説明はどれか。
- ア整合性の取れたデータベースに対して,トランザクション実行後も整合性が取れている性質である。
- イ同時実行される複数のトランザクションは互いに干渉しないという性質である。
- ウトランザクションは,完全に実行が完了するか,全く実行されなかったかの状態しかとらない性質である。
- エひとたびコミットすれば,その後どのような障害が起こっても状態の変更が保たれるという性質である。
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✓ これが正解ア整合性の取れたデータベースに対して,トランザクション実行後も整合性が取れている性質である。
解説
一貫性は、実行の前後でデータベースの整合性が保たれる性質です。
ACID 特性は、トランザクションが満たすべき四つの性質の頭文字をとったものです。見分ける軸は、それぞれの性質が何を守るかです。一貫性は、整合性が取れた状態のデータベースに対してトランザクションを実行したあとも、整合性が取れた状態が保たれることを指します。たとえば口座間の振替で、合計金額が変わらないといった決まりを、トランザクションの実行で崩さないという性質です。ほかの三つは、全部か無しか、互いに干渉しないか、コミット後に失われないか、という別の観点を受け持ちます。四つの性質を、何が守られるかの一言と組にして覚えると、説明文から名前を引き当てられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ同時実行される複数のトランザクションは互…:同時に実行される複数のトランザクションが互いに干渉しないという性質は、独立性の説明です。並行して動いても、一つずつ順に実行した場合と同じ結果になることを求めます。
- ウトランザクションは,完全に実行が完了する…:完全に実行されるか全く実行されないかのどちらかしかとらないという性質は、途中まで反映された状態を残さないことを求めるもので、整合性の維持とは別の観点です。
- エひとたびコミットすれば,その後どのような…:いったんコミットした結果がその後の障害でも失われないという性質は、確定した更新を回復できるようにしておくことを求めるもので、整合性の維持とは別の観点です。
この問題の用語
- 独立性監査する人が、監査される側から切り離されている状態のことです。所属を内部監査部門にするなど、外から見て分かる形が求められます。
- トランザクションデータベースへの一連の処理をひとまとめにした単位のこと。途中で失敗すると開始前の状態へ戻され、中途半端な更新が残りません。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
出典:平成23年度 特別 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14
同じ用語が出る問題
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