令和3年度 秋期 午前 問71
ビジネスインダストリ
IoTに関する問題
IoT 活用におけるディジタルツインの説明はどれか。
- アインターネットを介して遠隔地に設置した 3D プリンタへ設計データを送り,短時間に複製物を製作すること
- イシステムを正副の二重に用意し,災害や故障時にシステムの稼働の継続を保証すること
- ウ自宅の家電機器とインターネットでつながり,稼働監視や操作を遠隔で行うことができるウェアラブルデバイスのこと
- エディジタル空間に現実世界と同等な世界を,様々なセンサで収集したデータを用いて構築し,現実世界では実施できないようなシミュレーションを行うこと
答えと解説を見る
✓ これが正解エディジタル空間に現実世界と同等な世界を,様々なセンサで収集したデータを用いて構築し,現実世界では実施できないようなシミュレーションを行うこと
解説
現実の写しを作り、試せない試行を行います。
設問は、IoT の活用におけるデジタルツインの説明を選ばせています。名前の後半は双子を意味する語で、現実の設備や街の双子を、デジタル空間の中に作ることを表しています。ですから見分けの軸は、写しを作って何をするのか、という一点だけです。要点は二つあります。一つは、その双子を思い付きや想像ではなく、さまざまなセンサで集めた実際のデータで組み立てること。もう一つは、目的が現実では実施できない試行にあることです。工場を止められない、事故を起こすわけにいかない、何十年も待てない、といった事情があるからこそ、写しの中で条件を変えてシミュレーションを行い、その結果を現実に返します。写すこと自体は手段であって、目的まで述べている記述が求められています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインターネットを介して遠隔地に設置した …:通信網を通じて離れた場所の 3D プリンタに設計のデータを送り、短い時間で複製の品を作るという記述です。作られるのは現実の物であって、デジタル空間の中に写しを組み立てる話ではありません。
- イシステムを正副の二重に用意し,災害や故障…:システムを正と副の二重に用意し、災害や故障のときにも稼働を続けられるようにするという記述です。二つ用意する点は響き合いますが、狙いは止めないことであり、どちらも現実に存在する設備です。
- ウ自宅の家電機器とインターネットでつながり…:自宅の家電と通信でつながり、稼働の監視や遠隔からの操作ができる身に着ける機器を指す記述です。人が持ち歩く道具そのものの説明で、写しの中で試行を行う考え方を述べたものではありません。
この問題の用語
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問71
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)