令和3年度 秋期 午前 問68
企業活動
シナジー効果に関する記述
あるメーカがビールと清涼飲料水を生産する場合,表に示すように 6 種類の組合せ(A〜F)によって異なるコストが掛かる。このメーカの両製品の生産活動におけるスケールメリットとシナジー効果に関する記述のうち,適切なものはどれか。
組合せ ビール(万本) 清涼飲料水(万本) コスト(万円)
A 20 0 1,500
B 40 0 3,300
C 0 10 500
D 0 20 1,100
E 20 10 1,900
F 40 20 4,200- アスケールメリットはあるが,シナジー効果はない。
- イスケールメリットはないが,シナジー効果はある。
- ウスケールメリットとシナジー効果がともにある。
- エスケールメリットとシナジー効果がともにない。
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✓ これが正解イスケールメリットはないが,シナジー効果はある。
解説
増産では割安にならず、併せて作ると安い。
設問は、二つの製品の生産量と、その組合せごとに掛かる費用を並べた表から、スケールメリットとシナジー効果があるかどうかを判断させています。用語の定義を思い出す前に、表のどの行どうしを突き合わせるかを決めるのが早道です。ですから見分けの軸は、比べる相手をどう作るか、という一点だけです。前者は同じ製品の列だけを縦にたどり、生産量を倍にした行の費用が、もとの行の費用を倍にした値の内側に収まっているかで見ます。後者は、両方の製品を同時に作った行と、片方ずつ作った二つの行の和とを突き合わせて見ます。この二つの見方を表に当てると、縦の比較ではどちらの製品も倍にした値を上回っており、和との比較では同時に作ったほうが小さく、しかも二組とも同じ向きに出ています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アスケールメリットはあるが,シナジー効果は…:規模を大きくした効果はあるが、二製品を合わせた効果はないとする判断です。ビールも清涼飲料水も、生産量が二倍の行の費用がもとの行の二倍を超えており、増やしたことで割安になってはいません。
- ウスケールメリットとシナジー効果がともにあ…:二つの効果がともにあるとする判断です。同時に作った行が個別に作った場合の和より安い点は表のとおりですが、生産量を二倍にした行の費用が二倍を上回る以上、増産の側まで効果ありとはいえません。
- エスケールメリットとシナジー効果がともにな…:二つの効果がともにないとする判断です。両方の製品を作っている二つの行は、いずれも片方ずつ作った場合の和より費用が小さく済んでおり、組合せによる利点まで否定すると表の数字と合いません。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問68
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