平成31年度 春期 午前 問70
技術戦略
オープンイノベーションの問題
オープンイノベーションに関する事例として,適切なものはどれか。
- ア社外からアイディアを募集し,新サービスの開発に活用した。
- イ社内の製造部と企画部で共同プロジェクトを設置し,新規製品を開発した。
- ウ物流システムを変更し,効率的な販売を行えるようにした。
- エブランド向上を図るために,自社製品の革新性について Web に掲載した。
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✓ これが正解ア社外からアイディアを募集し,新サービスの開発に活用した。
解説
自社の外の知恵を取り入れて、新しい価値を生む取り組みです。
オープンイノベーションは、新しい製品や事業を生み出すときに、自社の内側だけで完結させず、外にある知恵や技術や資源を積極的に取り込む、という考え方です。反対側にあるのは、研究、開発、事業化の全部を自前で抱え込む従来のやり方です。外を広く見渡すことで、社内にない発想や、別の分野で確立された技術を組み合わせ、単独では届かない速さや広がりで新しい価値を作れるようになる、という利点があります。取り込む相手の広さは、他社、大学、研究機関、そして時には市場にいる個人までを含みます。正解の肢は、社外からアイディアを募集して新サービスの開発に活用した、という行いで、外の知恵を取り込む姿勢がそのまま表れており、この考え方の事例に当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ社内の製造部と企画部で共同プロジェクトを…:社内の製造部と企画部で共同プロジェクトを設置し、新規製品を開発したと述べています。関わりは自社の中で閉じており、外から知恵を取り込む姿勢は含まれていません。この考え方の事例にはあたりません。
- ウ物流システムを変更し,効率的な販売を行え…:物流システムを変更し、効率的な販売を行えるようにしたと述べています。これは既存の業務の改善の話で、外の知恵を取り込んで新しい価値を生むという趣旨とは方向が違います。
- エブランド向上を図るために,自社製品の革新…:ブランド向上を図るために、自社製品の革新性についてWebに掲載したと述べています。これは自社の側から情報を発信する話で、外から知恵を取り込むという趣旨とは方向が逆になります。
この問題の用語
- 企画何のために作るのかを決め、進める形をまとめる最初の段階です。ここで業務の進め方そのものを見直すと、大きな改善につながります。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:平成31年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問70
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