平成24年度 秋期 午前 問72
ビジネスインダストリ
PLMに関する問題
PLM(Product Lifecycle Management)の目的はどれか。
- アNC 工作機械,自動搬送装置,倉庫などを有機的に結合し,コンピュータで集中管理することで多品種少量生産に対応できる生産の自動化を実現する。
- イ製品開発,製造,販売,保守,リサイクルに至る製造業のプロセスにおいて,製品に関連する情報を一元管理し,商品力向上やコスト低減を図る。
- ウ製品の生産計画に基づいてその生産に必要な資材の所要量を展開し,これを基準にして資材の需要とその発注時期を算出する。
- エ部品の供給から製品の販売までの一連のプロセスの情報をリアルタイムで交換することによって,在庫の削減とリードタイムの短縮を実現する。
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✓ これが正解イ製品開発,製造,販売,保守,リサイクルに至る製造業のプロセスにおいて,製品に関連する情報を一元管理し,商品力向上やコスト低減を図る。
解説
製品の一生の情報を一つにつなぐ仕組みです。
略語の真ん中にあるライフサイクルが、そのまま答えを指しています。指しているのは製品の一生、つまり企画から廃棄やリサイクルまでです。ですから、四つの記述のうち一生を通しで並べているものを探せば決まります。目的として正しいのは、製品開発、製造、販売、保守、リサイクルに至る製造業のプロセスにおいて、製品に関連する情報を一元管理し、商品力向上やコスト低減を図るという記述です。管理する対象がモノではなく、設計図や部品表や変更履歴といった情報である点も大切です。開発の途中で設計を変えたとき、保守やリサイクルの手順まで同じ一つの情報から引けますから、作り直しの手戻りが減り、過去の設計資産も使い回せます。製品ライフサイクルを通して情報がつながっていることが、この仕組みの売りです。残る三つは、どれも見ている範囲が製品の一生より狭く、途中で終わっています。どこで終わる話なのかを見ると切り分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アNC 工作機械,自動搬送装置,倉庫などを…:NC 工作機械や自動搬送装置、倉庫などを有機的に結合し、コンピュータで集中管理することで多品種少量生産に対応する自動化は、FMS が扱う領域です。舞台が工場の中に限られています。
- ウ製品の生産計画に基づいてその生産に必要な…:製品の生産計画に基づいて、その生産に必要な資材の所要量を展開し、これを基準に資材の需要と発注時期を算出するのは MRP です。扱う範囲は資材の調達までで、最も狭いところにあります。
- エ部品の供給から製品の販売までの一連のプロ…:部品の供給から製品の販売までの一連のプロセスの情報をリアルタイムで交換し、在庫の削減とリードタイムの短縮を実現するのは SCM です。企業をまたぐ広さはありますが、販売で終わります。
この問題の用語
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
出典:平成24年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問72
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