平成24年度 秋期 午前 問15
システム構成要素
使用率との組合せ
CPU と磁気ディスク装置で構成されるシステムで,表に示すジョブ A,B を実行する。この二つのジョブが実行を終了するまでの CPU の使用率と磁気ディスク装置の使用率との組合せのうち,適切なものはどれか。ここで,ジョブ A,B はシステムの動作開始時点ではいずれも実行可能状態にあり,A,B の順で実行される。CPU 及び磁気ディスク装置は,ともに一つの要求だけを発生順に処理する。ジョブ A,B とも,CPU の処理を終了した後,磁気ディスク装置の処理を実行する。
〔表〕単位 秒
ジョブ CPU の処理時間 磁気ディスク装置の処理時間 A 3 7 B 12 10
| CPU の使用率 | 磁気ディスク装置の使用率 | |
|---|---|---|
| ア | 0.47 | 0.53 |
| イ | 0.60 | 0.68 |
| ウ | 0.79 | 0.89 |
| エ | 0.88 | 1.00 |
- ア0.47 0.53
- イ0.60 0.68
- ウ0.79 0.89
- エ0.88 1.00
答えと解説を見る
✓ これが正解イ0.60 0.68
解説
分母は最後の処理が終わるまでの時間です。
まず秒単位で時間割を引きます。動作開始と同時に前のジョブが CPU を 3 秒使い、そこを離れた直後に後のジョブが入って 12 秒使うので、CPU は 0 秒から 15 秒まで途切れず働きます。前のジョブはCPU を離れた 3 秒の時点から磁気ディスク装置の処理に移り、7 秒かかって 10 秒の時点で終わります。後のジョブの磁気ディスク装置の処理は、その CPU 処理が終わる 15 秒まで始められず、そこから 10 秒かかって 25 秒の時点で全部が終わります。ここで気づきたいのは、磁気ディスク装置の側が 10 秒から 15 秒までの 5 秒間、何もせずに待っている点です。設問がわざわざ、CPU の処理を終了した後に磁気ディスク装置の処理を実行すると断っているので、この空白は詰められません。次に働いていた時間を足します。CPU は 3 と 12 で 15 秒、磁気ディスク装置は 7 と 10 で 17 秒です。使用率はこれを全部が終わるまでの 25 秒で割るので、0.60 と 0.68 になります。分母は働いた時間の合計ではなく、最後の処理が終わるまでの経過時間だという点を外さないでください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア0.47 0.53:四つの処理時間を単純に足した 32 秒を分母に置くと、15 と 17 を割ってこの組になります。重なって動ける区間があることを見落とし、全部を一列に並べた形です。
- ウ0.79 0.89:分母を 19 秒とすればこの組になりますが、時間割の切れ目は 0 と 3 と 10 と 15 と 25 であって、19 という時点はどこにも現れません。正しい分母が 25 であることは時間割から確かめられます。
- エ0.88 1.00:磁気ディスク装置が働いていた 17 秒をそのまま分母に置いた形です。待ち時間が一度も生じず動き続けたと見なすことになるので、後半の値が 1.00 になってしまいます。
この問題の用語
- 磁気ディスクデータを磁気で記録する装置で、ハードディスクなどが当たります。複数台を組み合わせ、故障しても復旧できるようにする使い方があります。
出典:平成24年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問15
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 春期 午前 問14:使用率との組合せ(磁気ディスク)
- 令和4年度 春期 午前 問16:実行多重度に関する問題(磁気ディスク)
- 令和4年度 春期 午前 問11:RAID5に関する問題(磁気ディスク)
- 令和3年度 秋期 午前 問55:フルバックアップに関する問題(磁気ディスク)
- 令和3年度 秋期 午前 問11:磁気ディスクに関する問題(磁気ディスク)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)