平成23年度 特別 午前 問70
企業活動
デリバティブの説明
デリバティブを説明したものはどれか。
- ア金利リスク,為替リスクなどの,将来の不確実性に伴うリスクを回避すること
- イ先物,スワップ,オプションなどの金融派生商品のこと
- ウ新株予約権が付いている社債の社債部分のこと
- エ取引が貸借対照表と損益計算書のどちらにも記載されないこと
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✓ これが正解イ先物,スワップ,オプションなどの金融派生商品のこと
解説
もとの資産から派生して作られた取引です。
設問はデリバティブを説明したものを求めています。つまり、それが何であるかを聞いているのであって、何のために使うかを聞いているのではありません。この向きを先に固定すると、四つの肢が一列に並びます。もとの語には派生したという意味があり、株式や債券、金利や為替といったもとの資産から派生して作られた取引を指します。日本語では金融派生商品と呼ばれ、訳語がそのまま定義になっています。正解の肢は、先物、スワップ、オプションなどの金融派生商品のこと、と述べています。並んでいるのはいずれも、もとの資産そのものの売り買いではなく、そこから組み立てられた契約です。将来の決まった日に決まった値段で売買する約束、受け払いを互いに交換する取引、権利そのものを売り買いする取引と、形はさまざまですが、もとになる資産があって初めて成り立つ点は共通しています。残る三つは、この語の周りに置かれたものです。何のために使うか、名前の似た別の商品、会計のうえでの扱い、という具合に、いずれも中心から少しずつ外れています。この作りの問いでは、設問の動詞を先に読んでください。説明したものを求めているのか、目的を求めているのか、該当するものを求めているのかで、選ぶ肢が変わります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア金利リスク,為替リスクなどの,将来の不確…:将来の不確実さに伴う損の振れを避けるという、使う目的の側を述べたものです。述べている内容そのものは誤りではありませんが、設問が求めているのは何であるかの説明のほうです。
- ウ新株予約権が付いている社債の社債部分のこ…:新株予約権が付いた社債のうち、社債に当たる部分を指した言い方です。近い世界の話ではあるものの、もとの資産から派生した取引そのものを言い表した定義ではありません。
- エ取引が貸借対照表と損益計算書のどちらにも…:取引が貸借対照表にも損益計算書にも現れないという、会計のうえでの扱いを述べたものです。そうなりやすい性質ではあっても、それが何であるかを言い表したものではありません。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問70
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