平成22年度 春期 午前 問13
システム構成要素
図に示すような二つのプロセッサで構成したシステムは,何と呼ばれるか。
〔二つのプロセッサで構成したシステム〕
左右に 1 台ずつプロセッサがあり、それぞれが自分のバスに 主記憶 / 通信ポート / ディスクコントローラ をぶら下げている。 主記憶は左右に 1 つずつ描かれている 左右のディスクコントローラは、1 台の磁気ディスクを共有してつながっている 左右の通信ポートどうしは、伝送ラインでつながっている
- アアレイプロセッサシステム
- イスレーブシステム
- ウ疎結合マルチプロセッサシステム
- エ密結合マルチプロセッサシステム
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✓ これが正解ウ疎結合マルチプロセッサシステム
解説
主記憶が別々なので疎結合の構成です。
複数のプロセッサを組み合わせた構成を図から見分けるときは、主記憶がいくつ描かれているかをまず数えます。プロセッサどうしがひとつの主記憶を分け合っていれば密結合マルチプロセッサシステムで、1 台の装置の中で処理する側だけを増やした形になり、動かす OS もひとつです。プロセッサごとに自分の主記憶を持っていれば疎結合マルチプロセッサシステムで、OS もそれぞれが動かし、相手とのやり取りは通信の道筋を通して行います。この図では主記憶が左右にひとつずつ描かれていて分け合っていないので、正解は疎結合の側です。左右の通信ポートが伝送ラインでつながれているのも、主記憶を共有しない構成が必要とする連絡の道筋にあたります。この形は台数を増やしやすく、1 台が止まっても残りが動き続けられる一方、主記憶をまたぐやり取りが通信になるぶん遅くなるという弱点があります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアレイプロセッサシステム:同じ演算を多数の演算器で一斉に行い、並んだデータをまとめて処理する形の呼び名です。図には演算器を横に並べた様子が描かれておらず、装置が 2 台ある構成の特徴も言い表せていません。
- イスレーブシステム:主となる側と従う側を決めて役割を分けた構成を指す呼び名です。図の 2 台は同じ顔ぶれの装置をぶら下げた対等な形で描かれており、どちらが指示を出す側なのかという区別が示されていません。
- エ密結合マルチプロセッサシステム:こちらは主記憶をひとつにして分け合っている図のときの答えです。この図で分け合っているのは磁気ディスクであって主記憶ではないので、そこを共有と読むと取り違えます。
この問題の用語
- 磁気ディスクデータを磁気で記録する装置で、ハードディスクなどが当たります。複数台を組み合わせ、故障しても復旧できるようにする使い方があります。
出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問13
同じ用語が出る問題
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