平成22年度 春期 午前 問14
システム構成要素
RASISに関する問題
RASIS の各特性のうち,“I”で表される特性は,何に関するものか。
- ア情報の一貫性を確保する能力
- イ情報の漏えい,紛失,不正使用などを防止する能力
- ウ要求された機能を,規定された期間実行する能力
- エ要求されたサービスを,提供し続ける能力
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✓ これが正解ア情報の一貫性を確保する能力
解説
RASIS の I は保全性で、情報の一貫性です。
RASIS は五つの特性の頭文字を並べた言葉なので、先に五行の対応表を書き出してしまうのがいちばん早い解き方です。R は信頼性で故障のしにくさ、A は可用性で使いたいときに使えること、S は保守性で直しやすさ、I は保全性で情報が壊れず矛盾しないこと、そして末尾の S は機密性で漏らさず使わせないことを指します。設問が聞いているのは四文字目なので、答えは保全性にあたる記述です。正解は情報の一貫性を確保する能力という説明で、書き損じや二重の更新、障害といった出来事によってデータが食い違ってしまうことから守る力を言い表しています。末尾に同じ文字が二つ並んでいる点に注意しておくと、五文字がそれぞれ別の特性へきちんと対応していることが見えてきます。肢のほうから当てにいくのではなく、先に五行を書き出してから貼り付けていくと取り違えが起きません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ情報の漏えい,紛失,不正使用などを防止す…:これは末尾の文字にあたる機密性の説明です。盗み見や持ち出し、なりすましといった人の手から守る力であり、データが勝手に食い違ってしまうことから守る力とは向いている先が違います。
- ウ要求された機能を,規定された期間実行する…:これは先頭の文字にあたる信頼性の説明で、決められた期間にわたって故障せず動き続ける力を指します。壊れにくさを問う特性なので、蓄えた情報そのものの正しさを問うものではありません。
- エ要求されたサービスを,提供し続ける能力:これは二文字目にあたる可用性の説明で、使いたいときに使える割合を問う特性です。止まっている時間の短さが焦点になるため、情報に食い違いが起きていないかという話とは別のものです。
この問題の用語
- RASIS信頼性・可用性・保守性・完全性・安全性の五つをまとめた指標です。信頼性は平均故障間隔で表し、これを伸ばすと可用性も上がります。
- 紛失機器や書類を、置き忘れなどでなくしてしまうことをいいます。持ち出す機器では、遠くから中身を消せるようにしておくと備えになります。
出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問14
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