平成22年度 秋期 午前 問14
システム構成要素
TPSに関する問題
商品検索と発注入力を行う Web システムについて,時間帯別のトランザクション数を表 1 に,TPS(Transaction Per Second)と必要な CPU 数の関係を表 2 に示す。この Web システムに必要な CPU 数は最低幾つか。ここで,OS のオーバヘッドなどの処理については無視でき,トランザクションはそれぞれの時間帯の中で均等に発生するものとする。
〔表 1 時間帯別トランザクション数〕
9:00 〜 10:00 11:00 〜 12:00 13:00 〜 14:00 商品検索 12,000 48,000 24,000 発注入力 6,000 24,000 12,000
〔表 2 TPS と必要な CPU 数の関係〕
TPS 〜 10 〜 20 〜 30 〜 40 必要な CPU 数 1 2 3 4
- ア1
- イ2
- ウ3
- エ4
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✓ これが正解イ2
解説
最も混む時間帯の TPS で、必要な台数が決まります。
問われているのは最低限必要な数ですから、最も混み合う時間帯でも足りる数を出します。3 つの時間帯を合計したり平均したりする必要はありません。まず時間帯ごとに、2 種類のトランザクションの件数を足します。3 つのうち最も多いのは、1 時間で 72,000 件になる時間帯です。次にこれを 1 秒あたりに直します。設問が、トランザクションはそれぞれの時間帯の中で均等に発生する、と断っているので 3,600 で割ってよく、20 TPS となります。この断りがなければ、山と谷のある負荷を平らに割ることはできません。最後に対応表を引きます。20 という値は 20 までを含む欄に入るので、そこに書かれた台数が答えです。欄の区切りをまたいで読むと 1 つ多く数えてしまうので、ちょうど境目の値がどちらの欄に入るかを必ず確かめてください。件毎時を件毎秒に直す 3,600 は、この型でほぼ毎回登場します。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア1:1 台で足りるのは 10 までの範囲です。最も混む時間帯はちょうどその倍の 20 に達しており、仮に片方の件数だけで見ても 13.3 となって 1 台には収まりません。
- ウ3:境目の値を、その欄を超えたものとして次の欄で引いた形です。対応表の欄はその値までを含むので、ちょうど 20 のときは 1 つ手前の欄に入ります。
- エ4:3 つの時間帯の件数をすべて足してから 3,600 で割ると 35 となり、この台数になります。別々の時間帯の負荷は同時には発生しないので、足し合わせる根拠がありません。
この問題の用語
- トランザクションデータベースへの一連の処理をひとまとめにした単位のこと。途中で失敗すると開始前の状態へ戻され、中途半端な更新が残りません。
出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問14
同じ用語が出る問題
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