平成21年度 秋期 午前 問36
ネットワーク
トランスポート層に位置するもの
IP ネットワークのプロトコルのうち,OSI 基本参照モデルのトランスポート層に位置するものはどれか。
- アHTTP
- イICMP
- ウSMTP
- エUDP
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✓ これが正解エUDP
解説
両端の通信の手はずを整える、四つ目の段のことです。
OSI の基本参照モデルは、通信の仕組みを七つの段に分けて並べています。この設問が問うのは、上から数えて四つ目にあたる、両端の通信の手はずを整えるトランスポート層です。この段の役目は、ポート番号で受け渡し先のアプリケーションを決め、端から端までのデータの受け渡しを担うことです。順序の整えや抜けの直しまで行うのは TCP で、それらを省いて軽く送るのが UDP です。個別の書類を届ける取り決めや、途中の経路の合図をやり取りする取り決めは、この段の上下の別の段の役目です。設問には、届け方を決める仕組みや、経路の合図を扱う仕組みが並んでおり、それぞれの働きが置かれる段を仕分けて、この段の位置にある UDP を取り出す形になります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アHTTP:HTTP を、この段の位置にあると述べています。HTTP は、Web の書類のやり取りを取り決める働きで、この段よりも上の段に位置する仕組みです。
- イICMP:ICMP を、この段の位置にあると述べています。ICMP は、途中の経路で不具合が起きたことを伝え合う働きで、この段よりも下の段に位置する仕組みです。
- ウSMTP:SMTP を、この段の位置にあると述べています。SMTP は、電子メールの届け方を取り決める働きで、この段よりも上の段に位置する仕組みです。
この問題の用語
- トランスポート層相手の機器の中で、どのアプリに渡すかを決める層です。ポート番号で見分けるのがこの層で、TCPとUDPが代表です。
- UDP届いたかを確かめず、速さを優先して送る通信の約束事です。TCPと同じくポート番号でアプリを見分け、音声や動画の配信に向きます。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- HTTPWebブラウザとWebサーバがページをやり取りするための決まりごと。ブラウザが要求を送り、サーバが応答を返す形で通信します。
- SMTP電子メールを送り出すときに使う取り決め。受け取る側の取り決めとは別なので、送信と受信で設定が分かれます。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問36
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問43:ポートスキャンに関する問題(UDP)
- 令和7年度 春期 午前 問36:脆弱性に関する問題(HTTP)
- 令和7年度 春期 午前 問33:ウェルノウンポートに関する問題(SMTP)
- 令和2年度 10月 午前 問33:レイヤ2スイッチに関する問題(トランスポート層)
- 平成28年度 秋期 午前 問31:ルータの機能に関する記述(トランスポート層)
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