令和7年度 秋期 午前 問33
ネットワーク
TCPに関する問題
UDP のヘッダーフィールドにはないが,TCP のヘッダーフィールドには含まれる情報はどれか。
- ア宛先ポート番号
- イシーケンス番号
- ウ送信元ポート番号
- エチェックサム
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✓ これが正解イシーケンス番号
解説
順序と再送のためTCPだけが持つ通し番号です。
この設問は、UDPとTCPのヘッダーに含まれる欄を4つ並べ、UDPには無く、TCPにだけ含まれるものを選ばせています。ですから、選び方の軸は、その欄が、順序を並べ直して届いたぶんを確かめるという、TCPだけが担う仕事に関わるものかという一点で見分けます。UDPは、送りっぱなしで到着の順序も再送も見ないので、ヘッダーは最小限で、両側のポート番号と長さとチェックサムだけを持ちます。TCPは、通信路のうえで送るバイトの並びに通し番号を振り、受け取った側にどこまで届いたかを伝え返す仕組みを内側に抱えます。この通し番号は、順序を並べ直すためにも、抜けた部分を再送するためにも土台となるので、送りっぱなしの側には対応する欄が存在しません。したがって、両側のポート番号やチェックサムのように両方が持つ欄を除き、通し番号だけが片方にしか無い欄として残ります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア宛先ポート番号:宛先ポート番号を挙げています。どの相手のどの窓口に届けるかを区別する情報で、送りっぱなしの側でも到達性のためにこの欄は必要です。両方のヘッダーに含まれるので、片方にしか無い欄という設問の条件には合致しません。
- ウ送信元ポート番号:送信元ポート番号を挙げています。返信を戻す先を示すための欄で、両方のヘッダーに含まれています。宛先の側と対になる形で用意されている情報なので、片方にしか無いという設問の条件には当てはまりません。
- エチェックサム:誤りを検出するための足し合わせの値を挙げています。ヘッダーとデータの両方を範囲に取って計算した検出値で、両方のヘッダーに含まれる欄です。したがって、片方にしか含まれないという設問の条件を満たしません。
この問題の用語
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- UDP届いたかを確かめず、速さを優先して送る通信の約束事です。TCPと同じくポート番号でアプリを見分け、音声や動画の配信に向きます。
- ポート番号同じ機器の中で、どの用途の通信かを見分けるための番号。住所が建物にあたるなら、これは部屋番号にあたります。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問33
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問43:ポートスキャンに関する問題(UDP)
- 令和7年度 秋期 午前 問34:ループに関する問題(TCP)
- 令和7年度 春期 午前 問33:ウェルノウンポートに関する問題(ポート番号)
- 令和6年度 秋期 午前 問44:DNSSECの仕様(ポート番号)
- 令和5年度 春期 午前 問34:トランスポート層に位置するもの(UDP)
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