令和8年度 北海道 午前 問30
主な医薬品とその作用
制酸成分に関する問題
第1欄の記述は制酸薬に関するものである。( )の中に入れるべき字句は第2欄のどれか。なお、( )内はすべて同じ字句が入る。
第1欄
制酸成分のうち( )を含む成分については、透析療法を受けている人が長期間服用した場合に( )脳症及び( )骨症を引き起こしたとの報告があり、透析療法を受けている人では使用を避ける必要がある。また、透析治療を受けていない人でも、長期連用は避ける必要がある。
第2欄
- 1ナトリウム
- 2カルシウム
- 3アルミニウム
- 4マグネシウム
- 5亜鉛
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✓ これが正解3アルミニウム
解説
透析を受けている人でアルミニウム脳症・骨症の報告がある
手引き第3章の胃の薬(制酸薬)の項にある、制酸成分の注意点の知識で判断します。
空欄に入るのはアルミニウムです。アルミニウムを含む制酸成分(水酸化アルミニウムゲルなど)は、透析療法を受けている人が長期間服用した場合に、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を引き起こしたとの報告があり、透析療法を受けている人では使用を避ける必要があります。透析療法を受けていない人でも、長期連用は避ける必要があります。腎臓の働きが落ちていると、吸収された無機塩類が体外へ十分に排泄されず、体内にたまりやすくなるためです。
ほかの語は当てはまりません。ナトリウム、カルシウム、マグネシウムを含む制酸成分にも、腎臓病の人で排泄が遅れたり体内に貯留しやすくなったりするといった注意はありますが、脳症と骨症の報告に結び付くのはアルミニウムです。亜鉛は、この注意の文脈で出てくる成分ではありません。よって、アルミニウムが正解です。透析とアルミニウムの組み合わせは、脳と骨に障害を起こすおそれ、と一続きで覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1ナトリウム:ナトリウムを含む成分にも腎臓に病気のある人での注意はありますが、透析中の人で脳と骨の障害が報告されているのは別の金属です。空欄にはアルミニウムが入ります。
- 2カルシウム:カルシウムを含む制酸成分は、腎臓病の人で体から出にくくなる心配はあるものの、透析中の人の脳症・骨症の報告と結び付く金属ではありません。正しくはアルミニウムです。
- 4マグネシウム:マグネシウムを含む制酸成分にも腎臓病の人での注意がありますが、設問の脳症・骨症はアルミニウムについての報告です。透析と結び付けて問われるのはアルミニウムです。
- 5亜鉛:亜鉛は、胃酸を中和する成分としてこの注意の中に出てくるものではありません。透析中の人で脳と骨の障害が報告された金属は、アルミニウムです。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問30(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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