令和6年度 北海道 午後 問20
人体の働きと医薬品
眼圧に関する問題
感覚器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品によっては、瞳の拡大(散瞳)による異常な眩しさや目のかすみ等の副作用が現れることがある。
b 抗コリン作用がある成分の配合された医薬品によって、眼圧が上昇し、眼痛や眼の充血等の症状が現れることがある。
c 眼圧が上昇しても、頭痛や吐きけ・嘔吐の症状が現れることはない。
d 高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して視野欠損や失明に至るおそれがあり、速やかに眼科専門医の診療を受ける必要がある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 誤 正 正
- 2正 正 誤 正
- 3誤 正 誤 誤
- 4正 正 正 誤
- 5誤 誤 正 正
答えと解説を見る
✓ これが正解2正 正 誤 正
解説
a・b・dが正しく、cは頭痛や吐きけも出るので誤り。
感覚器系に現れる副作用(手引き第2章 症状からみた主な副作用)で判断します。
aは正しい記述で、医薬品によっては瞳の拡大(散瞳)による異常な眩しさや目のかすみなどの副作用が現れることがあります。bも正しい記述です。眼球内の角膜と水晶体の間を満たす眼房水が排出されにくくなると眼圧が上がります。抗コリン作用がある成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇し、眼痛や眼の充血に加え、急激な視力低下を来すことがあり、特に閉塞隅角緑内障がある人では注意が必要です。cは誤りで、眼圧の上昇に伴って頭痛や吐きけ・嘔吐などの症状が現れることもあります。dは正しく、高眼圧を長時間放置すると視神経が損傷して視野欠損や失明に至るおそれがあり、速やかに眼科専門医の診療を受ける必要があります。
よって、a正・b正・c誤・d正とする組み合わせが正解です。見分け方として、眼圧上昇は目だけの症状に留まらず頭痛や吐きけを伴うこともあると覚えておくと、cのように症状の範囲を狭める記述を見抜けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 誤 正 正:bを誤、cを正としていますが、抗コリン作用のある成分で眼圧が上がることがあるのでbは正しく、眼圧上昇で頭痛や吐きけが出ることもあるのでcは誤りです。
- 3誤 正 誤 誤:aとdを誤としている点が違います。散瞳による眩しさやかすみも、高眼圧の放置で視神経が傷つき失明に至るおそれも、正しい内容です。
- 4正 正 正 誤:cを正、dを誤としています。眼圧上昇で頭痛や吐きけ・嘔吐が出ることはあるのでcは誤りで、高眼圧を放置すると視野欠損や失明のおそれがあるというdは正しい記述です。
- 5誤 誤 正 正:aとbを誤、cを正としています。散瞳と抗コリン作用による眼圧上昇の記述は正しく、頭痛や吐きけが現れないとするcが誤りです。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問20(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)