令和5年度 北海道 午前 問16
医薬品に共通する特性と基本的な知識
高齢者に関する問題
高齢者の医薬品の使用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に、腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が現れにくくなる。
b 添付文書上、おおよその目安として60歳以上を「高齢者」としている。
c 高齢者は、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすい等の傾向があるため、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力が重要となる。
d 高齢者は、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 誤
- 2誤 正 誤 誤
- 3正 誤 誤 正
- 4誤 誤 正 正
- 5正 誤 誤 誤
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✓ これが正解4誤 誤 正 正
解説
c・dが正。作用は強く出やすく(a誤)、目安は65歳以上(b誤)
手引き第1章の高齢者への配慮の知識で判断します。
aは誤りです。高齢者は一般に生理機能が衰えつつあり、特に肝臓や腎臓の機能が低下していると、医薬品の作用が現れにくくなるのではなく、強く現れやすくなり、若いころと比べて副作用を生じるリスクが高くなります。bも誤りです。医薬品の使用上の注意等では、おおよその目安として65歳以上を高齢者としています。
cは、高齢者は医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいなどの傾向があり、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力も重要になるという内容で正しい記述です。dは、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使うときに喉に詰まらせやすいという内容で正しい記述です。
したがって、a誤・b誤・c正・d正の組み合わせが正解です。高齢者は65歳以上が目安で、代謝・排泄が落ちる分だけ作用が強く出る、と覚えると、数字と向きの両方の入れ替えに気づけます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 誤:a・bを正、dを誤としています。腎臓の機能が落ちると作用は強く出やすいのでaは誤り、高齢者の目安は65歳以上なのでbも誤りで、嚥下障害を述べたdは正しい記述です。
- 2誤 正 誤 誤:bを正、c・dを誤としています。目安の年齢は60歳ではなく65歳以上なのでbは誤りで、家族の協力が大切というcと喉に詰まらせやすいというdはどちらも正しい記述です。
- 3正 誤 誤 正:aを正、cを誤としています。腎臓の機能低下で作用はむしろ強く現れやすいのでaは誤りで、取り違えや飲み忘れへの家族等の協力を述べたcは正しい記述です。
- 5正 誤 誤 誤:aを正、c・dを誤としています。作用が現れにくいとするaは向きが逆で誤り、周囲の協力の大切さを述べたcと嚥下障害を述べたdはどちらも正しい記述です。
出典:令和5年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問16(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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