令和6年度 北海道 午前 問18
医薬品に共通する特性と基本的な知識
C型肝炎訴訟に関する問題
C型肝炎訴訟に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 特定のフィブリノゲン製剤や血液凝固第Ⅸ因子製剤の投与を受けたことが原因で、C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
b 製薬企業及び医療機関を被告として、複数の地方裁判所で提訴された。
c C型肝炎ウイルス感染者の早期・一律救済の要請にこたえるべく、議員立法による特別措置法(平成20年法律第2号)が制定、施行された。
d 「薬害再発防止のための医薬品行政等の見直しについて(最終提言)」を受け、医師、薬剤師、法律家、薬害被害者などの委員により構成される医薬品等行政評価・監視委員会が設置された。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 誤 正 正
- 2誤 正 正 正
- 3正 誤 誤 誤
- 4正 正 正 誤
- 5誤 誤 誤 正
答えと解説を見る
✓ これが正解1正 誤 正 正
解説
a・c・dが正しく、bは被告が国及び製薬企業なので誤り。
手引きの第1章、薬害の歴史のうちC型肝炎訴訟の知識で判断します。C型肝炎訴訟は、出産や手術での大量出血などの際に特定のフィブリノゲン製剤や血液凝固第Ⅸ因子製剤の投与を受けたことにより、C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟です。
aは正しい記述です。bは誤りです。C型肝炎訴訟は、国及び製薬企業を被告として、複数の地方裁判所で提訴されました。医療機関を被告としたとする部分が違います。cは正しい記述です。C型肝炎ウイルス感染者の早期・一律救済の要請にこたえるべく、議員立法による特別措置法(平成20年法律第2号)が制定、施行されました。dも正しい記述です。薬害再発防止のための医薬品行政等の見直しについて(最終提言)を受け、医師、薬剤師、法律家、薬害被害者などの委員により構成される医薬品等行政評価・監視委員会が設置されました。
したがって、a正・b誤・c正・d正の組み合わせが正解です。薬害の訴訟は、CJDやHIVも含めて国と企業が被告になっている、と共通点で押さえると、被告を入れ替えた記述を見抜けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2誤 正 正 正:aを誤り、bを正しいとしている点が違います。この訴訟は製剤の投与によるC型肝炎ウイルス感染の被害について賠償を求めたもので、訴えられたのは医療機関ではなく国と製薬企業です。
- 3正 誤 誤 誤:cとdを誤りとしている点が違います。早期・一律救済のための議員立法による特別措置法の制定と、最終提言を受けた医薬品等行政評価・監視委員会の設置は、どちらも手引きのとおりです。
- 4正 正 正 誤:bを正しい、dを誤りとしている点が違います。被告は国及び製薬企業で医療機関ではなく、最終提言を受けて医薬品等行政評価・監視委員会が設置されたとするdは正しい記述です。
- 5誤 誤 誤 正:aとcを誤りとしている点が違います。製剤の投与による感染に対する損害賠償訴訟であることと、議員立法の特別措置法が制定・施行されたことは、どちらも手引きのとおりです。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問18(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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