平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問23
セキュリティ
JIS Q 27000において,“エンティティは,それが主張するとおりのものであるという特性”と定義されているものはどれか。
- ア真正性
- イ信頼性
- ウ責任追跡性
- エ否認防止
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✓ これが正解ア真正性
解説
主張するとおりのものであるという特性は真正性です。
JIS Q 27000では、情報セキュリティに関わる特性がいくつも定義されています。見分ける軸は、その特性が何を確かめるものかです。真正性は、利用者やシステム、情報などのエンティティが、それが主張するとおりのものである、つまり本物であることを表します。なりすましや偽の情報を見抜く場面で問われる性質で、利用者の認証やデジタル署名などがこれを支えます。意図した動作と結果が一貫していることを表す信頼性、行為をあとから行った主体に結び付けられる責任追跡性、事象や行為が起きたことを証明できる否認防止とは、確かめる対象が違います。本物かどうかは真正性、と一語で結び付けて覚えると選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ信頼性:信頼性は、意図した動作とその結果が一貫していることを表す特性です。本物であるかどうかではなく、期待どおりに動き続けるかを問う性質なので、主張するとおりのものであるという定義とは合いません。
- ウ責任追跡性:責任追跡性は、ある行為や操作を、それを行った主体まで一意にたどれるようにする性質です。ログの記録などで実現されるもので、エンティティが本物であることを示す特性とは確かめる対象が違います。
- エ否認防止:否認防止は、ある事象や行為が起きたこと、そしてそれを起こした主体を、あとから証明できるようにする性質です。行為を否定させないための性質であり、エンティティが主張どおりのものかを問う特性ではありません。
この問題の用語
- 真正性エンティティが、それが主張するとおりのものであるという特性です。行動と結果とが一貫しているという信頼性とは、別の特性です。
- 責任追跡性ある行いが誰によるものかを、後からたどれるという特性です。主張するとおりのものであることを指す真正性とは別のものです。
- 否認防止あとから行っていないと言わせないための特性のこと。利用や送信をした事実を証明でき、本物かどうかを示す真正性とは別です。
- エンティティ情報の世界で管理の対象となる、人やものごとの一つひとつを指します。E-R図では、この対象と対象どうしの関連を組み合わせて表します。
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
出典:平成27年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問23
同じ用語が出る問題
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