インシデント管理・組織/機関・基準・セキュリティ評価|情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B サンプル問題 科目A 問7
CRYPTRECの役割として,適切なものはどれか。
- 外国為替及び外国貿易法で規制されている暗号装置の輸出許可申請を審査,承認する。
- 政府調達においてIT関連製品のセキュリティ機能の適切性を評価,認証する。
- ✓ これが正解電子政府での利用を推奨する暗号技術の安全性を評価,監視する。
- 民間企業のサーバに対するセキュリティ攻撃を監視,検知する。
解説
電子政府で使う暗号の安全性を評価し、見張る取り組みです。
CRYPTRECは、電子政府での利用を推奨する暗号技術の安全性を評価し、監視している取り組みです。評価した結果はCRYPTREC暗号リストとしてまとめられています。暗号は、計算機の性能が上がったり新しい解読の手口が見つかったりすると、時間とともに弱くなります。これを危殆化といいます。危殆化が起きるので、一度選んで終わりではなく、選んだあとも見張り続ける必要があります。その見張りを担っているところだと覚えると、役割を取り違えずにすみます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 暗号装置の輸出許可は、外国為替及び外国貿易法にもとづく行政の手続です。暗号技術そのものの安全性を評価し続ける仕事とは、別のものです。
- 政府が調達する製品のセキュリティ機能を評価して認証する制度は、別に用意されています。対象が製品であって、暗号技術そのものではありません。
- 民間企業のサーバへの攻撃を監視して検知するのは、事故対応や監視のサービスを担う側の仕事です。暗号の安全性を評価する役割とは異なります。
この問題に関係する言葉
- CRYPTREC電子政府で使うことを勧める暗号について、安全性を評価し、その後も監視し続ける国内の取り組み。弱くなった暗号は入れ替えを促します。
- CRYPTREC暗号リスト電子政府で調達するときに参照する暗号の一覧。勧めるもの、候補として挙げるもの、使用中に限って認めるものに分かれています。
- 危殆化コンピュータの性能向上などによって、かつては解読が難しかった暗号の安全性が下がることです。鍵の管理ミスによる漏えいとは区別します。
出典:情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B サンプル問題 科目A 問7
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