第61回 午後 問49
理学療法治療学
筋骨格系障害の予防で最も適切なの
パソコン作業における筋骨格系障害の予防で最も適切なのはどれか。
- 13時間したら休憩を取る。
- 2眼とディスプレイとの距離は30 cmとする。
- 3椅子の座面が高い場合は足置き用の台を使用する。
- 4キーボードは肘関節が完全伸展する位置に設置する。
- 5眼の高さはディスプレイの下端になるように調整する。
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✓ これが正解3椅子の座面が高い場合は足置き用の台を使用する。
解説
座面が高いときは足置き台で足裏を床面に安定させます。
パソコンなどの情報機器作業による首・肩・腰の痛み(筋骨格系の障害)を防ぐには、作業時間の区切り方と、机・椅子・画面の配置で無理のない姿勢をとることが基本です。厚生労働省の情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインにも、その考え方が示されています。
椅子の座面が高すぎると足裏が床にしっかり付かず、太ももの裏が圧迫されたり、姿勢が不安定になったりします。そのような場合は足置き用の台(足台)を使い、足裏全体が安定して接するようにします。よってこの記述が最も適切です。
作業時間は、ガイドラインでは一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の作業までに10〜15分の休止を設けるとされており、3時間続けてから休むのは長すぎます。画面との距離はおおむね40 cm以上の視距離を確保するとされ、30 cmでは近すぎます。キーボードは肘が自然に曲がった位置で打てるように置き、肘を伸ばしきって届く位置は肩や腕に負担がかかります。画面は上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になるようにし、眼の高さが画面の下端になるほど画面を高くすると首を反らす姿勢になります。1時間ごとに休む、40 cm以上離す、画面の上端は目の高さ、と数字ごと覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 13時間したら休憩を取る。:連続して画面に向かう時間は1時間までを目安に区切り、合間に10〜15分ほど作業から離れるよう示されています。3時間続ける働き方は負担が大きすぎます。
- 2眼とディスプレイとの距離は30 cmとする。:画面との距離はおおむね40 cm以上を確保するのが目安です。30 cmでは近すぎて目の疲れや前かがみの姿勢を招きます。
- 4キーボードは肘関節が完全伸展する位置に設置する。:肘を伸ばしきらないと届かない位置にキーボードを置くと、肩や腕の筋が緊張し続けます。肘を自然に曲げた位置で操作できるように置きます。
- 5眼の高さはディスプレイの下端になるように調整する。:画面の下端を目の高さに合わせると、画面のほとんどが目線より上になり、顎を上げて見上げる姿勢が続きます。首や肩の負担が増える配置です。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問49(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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