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第60回 午前 問71

運動学

運動学に関する問題

頭頸部の屈曲と伸展の両方に作用する筋はどれか。

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✓ これが正解4胸鎖乳突筋

解説

胸鎖乳突筋は、頭頸部の屈曲と伸展の両方に作用します。

頭頸部の筋の作用は、筋が関節の運動軸の前を通るか後ろを通るかで決まります。胸鎖乳突筋は、胸骨と鎖骨から起こり、耳の後ろの乳様突起に付く筋です。両側が同時に働くと、下位の頸椎は前へ曲がり(屈曲)、乳様突起が上位頸椎の運動軸よりやや後方にあるため、頭部は後ろへ反らす(伸展)方向に作用します。片側だけが働くと、頭を同じ側へ傾け、顔を反対側へ向けます。このように、屈曲と伸展の両方に作用する点が特徴です。

残りの筋は、頸の前を通って屈曲に働くか、頸や背中の後ろを通って伸展に働くかのどちらか一方で、両方の向きに作用する筋ではありません。

したがって、屈曲と伸展の両方に作用するのは胸鎖乳突筋です。胸鎖乳突筋は下の頸では前へ、頭では後ろへ、と付着部の位置から理由を説明できるようにしておくと記憶に残ります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第60回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問71(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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