第59回 午前 問51
解剖学
外胚葉から発生するの
外胚葉から発生するのはどれか。
- 1筋
- 2子宮
- 3甲状腺
- 4消化管
- 5松果体
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✓ これが正解5松果体
解説
松果体は神経管からできる間脳の一部で、外胚葉から発生します。
人の体は、発生の初めの時期にできる外胚葉、中胚葉、内胚葉という三つの層から、それぞれ決まった組織や器官ができていきます。外胚葉からは、皮膚の表皮や毛、爪、そして脳や脊髄などの神経系と、眼や耳などの感覚器ができます。中胚葉からは、筋、骨、血液、心臓、腎臓、生殖器などができ、内胚葉からは、消化管や呼吸器の内側の上皮、肝臓、膵臓、甲状腺などができます。
松果体は、間脳の後ろの上の部分にある小さな器官で、メラトニンというホルモンを分泌します。脳の一部として、外胚葉からできる神経管から発生するので、外胚葉から発生するものとして正しいものです。
ほかの器官は、中胚葉からできる組織や器官、または内胚葉からできる器官です。覚え方は、外胚葉は外側を覆うものと神経、内胚葉は管の内側、中胚葉はその間を埋める筋や骨や血液や泌尿生殖器、と体の位置で覚えることです。脳の一部である松果体は外胚葉、と結びつけておくと迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1筋:筋は、骨格筋も心筋も、ほとんどの平滑筋も、中胚葉から発生する組織です。外胚葉からできるのは、表皮や神経系、感覚器などです。
- 2子宮:子宮は、中胚葉からできる管がもとになって形づくられる生殖器です。外胚葉からできる器官ではありません。
- 3甲状腺:甲状腺は、発生の途中で舌のつけ根あたりの内胚葉の上皮が下へ伸びてできる器官です。内胚葉から発生するので、外胚葉ではありません。
- 4消化管:消化管の内側を覆う上皮は内胚葉から、壁の筋の層などは中胚葉から発生します。消化管は主に内胚葉に由来する器官として整理されます。
出典:第59回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問51(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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