第58回 午後 問86
人間発達学
遠城寺式乳幼児分析的発達検査において、生後12か月以前に観察されるのはどれか。2つ選べ。
- 1走る。
- 23語言える。
- 3人見知りをする。
- 4積み木を二つ重ねる。
- 5コップを自分で持って飲む。
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✓ これが正解3人見知りをする。
✓ これが正解5コップを自分で持って飲む。
解説
人見知りとコップを自分で持って飲むことは、1歳前に観察される項目です。
遠城寺式乳幼児分析的発達検査は、運動(移動運動・手の運動)、社会性(基本的習慣・対人関係)、言語(発語・言語理解)の各領域について、月齢ごとに並んだ項目ができるかどうかを確かめて、発達の様子を見る検査です。この問は、各項目がおおよそ何歳ごろの段階に置かれているかで判断します。
人見知りは対人関係の項目で、生後半年を過ぎるころから、知らない人と親しい人を区別できるようになって現れます。コップを自分で持って飲むことは基本的習慣の項目で、1歳を迎える前の段階に置かれています。この2つが生後12か月以前に観察されるものです。
走る、3語言える、積み木を二つ重ねるは、いずれも1歳を過ぎてからの段階の項目です。歩き始めてから走れるようになり、意味のある単語が1つ2つ出てから語数が増え、つまむ・離すが上手になってから積み重ねができるようになる、と発達の順序で考えると、時期を判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1走る。:走るのは、ひとりで歩けるようになってからさらに歩行が安定した段階の動作です。遠城寺式でも1歳を過ぎてからの移動運動の項目に置かれています。
- 23語言える。:意味のある言葉が出始めるのは1歳前後で、3語言えるのはそれより後の段階です。生後12か月以前に観察される発語の項目ではありません。
- 4積み木を二つ重ねる。:積み木を二つ重ねるには、つまんだ物を狙った場所でそっと離す手の調節が必要です。遠城寺式でも1歳を過ぎてからの手の運動の項目です。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問86(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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