第58回 午後 問81
人間発達学
Eriksonの発達段階で成人前期に獲得すべき課題はどれか。
- 1勤勉性
- 2自律性
- 3親密性
- 4生殖性
- 5統合性
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✓ これが正解3親密性
解説
成人前期の発達課題は、親密性の獲得です。
Eriksonは人の一生を8つの発達段階に分け、それぞれの段階に、乗り越えるべき心理的な課題があると考えました。課題は、得たい力と、うまくいかないときに陥る状態の対で表されます。
成人前期(青年期の後、おおむね20歳代から30歳代ごろ)の課題は、親密性対孤立です。自分を保ちながら、友人や恋人などの他者と深く親しい関係を築くことが求められます。したがって親密性が正解です。
ほかの選択肢は、別の段階の課題です。自律性は幼児期前期、勤勉性は学童期、生殖性(世代性)は成人期(壮年期)、統合性は老年期の課題です。順に並べると、基本的信頼、自律性、自主性、勤勉性、同一性、親密性、生殖性、統合性となります。青年期の同一性の確立の次に親密性が来る、つまり自分が誰かが分かってから他人と深く関われる、と流れで覚えると順番を間違えにくくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1勤勉性:勤勉性は、学童期に学校生活などを通して、こつこつ取り組み成し遂げる力を身につける課題です。成人前期の課題ではありません。
- 2自律性:自律性は幼児期前期の課題で、トイレの自立などを通して自分で自分をコントロールする感覚を得ることです。成人前期よりずっと早い時期のものです。
- 4生殖性:生殖性は成人期(壮年期)の課題で、子どもや後の世代を育て、次の世代へ何かを残していくことに関心を向けることです。成人前期の次の段階です。
- 5統合性:統合性は老年期の課題で、自分の人生を振り返り、意味のあるものとして受け入れることです。人生の最後の段階に位置づけられます。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問81(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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