第58回 午前 問88
臨床医学
Perthes病に関する問題
Perthes病で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1女児に多い。
- 2外傷が誘因となる。
- 3片側性の発症が多い。
- 412歳以降に好発する。
- 5大腿骨近位骨端部への血行障害が原因である。
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✓ これが正解3片側性の発症が多い。
✓ これが正解5大腿骨近位骨端部への血行障害が原因である。
解説
Perthes病は片側性が多く、大腿骨頭への血行障害が原因です。
Perthes病は、子どもの大腿骨の頭(大腿骨近位骨端部)への血液の流れが途絶えて、骨頭が壊死する病気です。血流が戻る過程で骨頭が修復されますが、その間に骨頭が変形することがあります。股関節や膝の痛み、跛行(足を引きずって歩くこと)で気付かれます。
原因は、大腿骨近位骨端部への血行障害です。血行障害がなぜ起こるかはまだはっきりしていません。また、多くは片側の股関節だけに起こり、両側に起こるのは一部です。したがって、片側性の発症が多いという記述と、大腿骨近位骨端部への血行障害が原因であるという記述の二つが正解です。
Perthes病は女児より男児に多く、幼児から学童の年代に多くみられます。思春期にあたる年齢で多いのは、骨端線で骨頭がずれる大腿骨頭すべり症です。けがが直接の原因で起こるものとはされていません。男の子、学童期前後、片側、血行障害、と特徴を四つの語でまとめて覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1女児に多い。:Perthes病は女児より男児に多くみられる病気です。男女の比率の向きが逆になっているので、正しい記述ではありません。
- 2外傷が誘因となる。:Perthes病の原因は大腿骨頭への血行障害ですが、なぜ血流が途絶えるのかは分かっていません。けがが誘因となって起こる病気とはされていません。
- 412歳以降に好発する。:発症のピークは小学校に上がる前後の年齢で、12歳を過ぎてから起こるのはまれです。思春期の肥満の子どもで股関節が痛む場合は、骨端線で骨頭が後ろへずれる別の病気を考えます。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問88(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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