平成31年度 春期 午前Ⅱ 問12
プロジェクトのスコープ
ワーク・パッケージに関する記述
PMBOK ガイド 第 6 版によれば,WBS の構成要素であるワーク・パッケージに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- アワーク・パッケージとその一つ上位の成果物との関係は,1 対 1 である。
- イワーク・パッケージは,OBS(組織ブレークダウン・ストラクチャー)のチームに,担当する人員を割り当てたものである。
- ウワーク・パッケージは,通常,アクティビティに分解される。
- エワーク・パッケージは,プロジェクトに関連がある成果物をまとめたものである。
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✓ これが正解ウワーク・パッケージは,通常,アクティビティに分解される。
解説
ワーク・パッケージは、通常アクティビティに分解されます。
PMBOK ガイド第6版では、WBS はプロジェクトの成果物と作業を階層的に分解したもので、その最下位の要素がワーク・パッケージです。見分ける軸は、WBS とスケジュールの作成がどうつながるかです。ワーク・パッケージは、コストや期間を見積もり、管理する単位ですが、スケジュールを組むにはさらに細かい作業の単位が必要になります。そこで、ワーク・パッケージを完成させるために必要な作業へ分解したものがアクティビティです。成果物の分解である WBS の末端がワーク・パッケージで、その先の作業への分解がアクティビティと、階層を順にたどって覚えると整理できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アワーク・パッケージとその一つ上位の成果物…:1つの成果物は、通常、複数のワーク・パッケージに分解されます。上位の成果物とワーク・パッケージが必ず1対1になるわけではなく、分解の考え方と合いません。
- イワーク・パッケージは,OBS(組織ブレー…:OBS のチームに人員を割り当てるのは、組織や担当の割当てを整理する話です。ワーク・パッケージは WBS の最下位にある作業の単位で、人員の割当てそのものではありません。
- エワーク・パッケージは,プロジェクトに関連…:ワーク・パッケージは、成果物を分解していった末端の単位です。関連する成果物を寄せ集めてまとめたものではなく、分解の向きが逆になっています。
この問題の用語
- WBS作業を階層的に細かく分けて、管理できる大きさにまとめた図です。順序関係を表す図ではなく、やることの範囲を漏れなく並べます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:平成31年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問12
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問2:JIS Q 21500の問題(WBS)
- 令和4年度 秋期 午前Ⅱ 問8:WBSを作成する目的(WBS)
- 令和4年度 秋期 午前Ⅱ 問3:WBSに関する問題(WBS)
- 令和2年度 10月 午前Ⅱ 問6:ガントチャートの特徴(WBS)
- 平成31年度 春期 午前Ⅱ 問15:スコープ記述書の説明(WBS)
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