平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問11
通信プロトコル
マルチキャストに関する記述
IPv4のマルチキャストに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ア全てのマルチキャストアドレスは,アドレスごとにあらかじめ用途が固定的に決められている。
- イマルチキャストアドレスには,クラスDのアドレスが使用される。
- ウマルチキャストパケットは,TTL値に関係なくIPマルチキャスト対応ルータによって中継される。
- エマルチキャストパケットは,ネットワーク上の全てのホストによって受信され,IPよりも上位の層で,必要なデータか否かが判断される。
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✓ これが正解イマルチキャストアドレスには,クラスDのアドレスが使用される。
解説
IPv4のマルチキャストアドレスには、クラスDのアドレスを使います。
IPv4のマルチキャストアドレスには、クラスDのアドレス、つまり先頭の4ビットが1110で始まる224.0.0.0〜239.255.255.255の範囲が使われます。クラスDのアドレスは、ホストを一つ識別するためのものではなく、配信を受けるホストの集まり(グループ)を表します。送信側がこのアドレス宛てに送ると、そのグループに参加しているホストにパケットが届きます。マルチキャストの問いは、アドレスの範囲、受信するのは参加したホストだけ、TTLで届く範囲を制御できる、という三つの点で記述を確かめると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア全てのマルチキャストアドレスは,アドレス…:マルチキャストアドレスの一部は特定の用途のためにあらかじめ予約されていますが、すべてが固定されているわけではありません。用途を決めずに、利用者が使えるように残された範囲もあります。
- ウマルチキャストパケットは,TTL値に関係…:マルチキャストパケットもTTLを持ち、ルータを通るたびに値が減ります。TTLが尽きれば中継されないので、TTLの値で配信の届く範囲を制限できます。
- エマルチキャストパケットは,ネットワーク上…:マルチキャストパケットを受け取るのは、そのグループに参加したホストだけです。参加していないホストに全部を受け取らせ、上位の層で要不要を判断させる方式ではありません。
この問題の用語
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。宛先のIPアドレスを見て経路を選び、パケットを転送します。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問11
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:可変長サブネットマスクの問題(ルータ)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問1:BGP-4に関する問題(ルータ)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問7:BGP-4の説明(ルータ)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問7:マルチキャストに関する問題(ルータ)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問6:ICMPのメッセージに関する説明(ルータ)
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