第115回 午後 問44
在宅看護論
訪問看護ステーションの管理・運営
訪問看護ステーションの管理・運営について正しいのはどれか。
- 1専従の管理者は医師である。
- 2訪問看護の記録は終了から1年間保存する。
- 3利用者とのサービス契約後に重要事項を説明する。
- 4看護師等の職員の資質向上のための研修の機会を確保する。
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✓ これが正解4看護師等の職員の資質向上のための研修の機会を確保する。
解説
訪問看護ステーションは職員の研修の機会を確保しなければなりません。
訪問看護ステーションの管理・運営は、指定訪問看護の事業の人員及び運営に関する基準(健康保険法に基づく厚生労働省令)や、介護保険法に基づく基準で定められています。健康保険法に基づく基準では、指定訪問看護事業者は看護師等の資質の向上のために研修の機会を確保しなければならないとされています(第22条第3項)。
同じ基準で、訪問看護ステーションの管理者は保健師、助産師または看護師でなければならないとされ、医師が管理者になるわけではありません(第3条)。訪問看護の記録は、その完結の日から2年間保存することとされており、1年間ではありません(第30条第2項)。重要事項は、サービスの提供の開始に際し、あらかじめ利用申込者や家族に文書を交付して説明し、同意を得ることになっています(第5条)。契約後に説明するのでは、利用者が内容を理解したうえで選ぶことができません。
したがって、正しいのは研修の機会を確保することです。訪問看護ステーションは、管理者は看護職、重要事項は事前に説明、記録は2年保存、研修機会の確保、と基準の要点をまとめて覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1専従の管理者は医師である。:事業所を管理する人に求められる資格は看護職です。省令の第3条は保健師・助産師・看護師に限っており、医師をその役に就けるとは書かれていません。
- 2訪問看護の記録は終了から1年間保存する。:指定訪問看護の基準では、訪問看護の記録はその完結の日から2年間保存することとされています。1年間で保存をやめてよいわけではなく、期間が短すぎます。
- 3利用者とのサービス契約後に重要事項を説明する。:重要事項の説明は、サービスの提供を始める前に、あらかじめ文書を渡して行い同意を得るものです。契約を結んだあとに説明するのでは、利用者が十分に判断できません。
出典:第115回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問44(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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