第112回 午後 問52
老年看護学
国民生活基礎調査に関する問題
令和元年(2019年)の国民生活基礎調査における高齢者の健康状態で正しいのはどれか。
- 175歳以上の通院率は約9割である。
- 265歳以上の半数以上が有訴者である。
- 365歳以上の外来受療率は年齢が上がるほど高くなる。
- 465歳以上の自覚症状で男女とも最も多いのは腰痛である。
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✓ これが正解465歳以上の自覚症状で男女とも最も多いのは腰痛である。
解説
令和元年の調査で65歳以上の自覚症状は男女とも腰痛が最多でした。
国民生活基礎調査(厚生労働省)では、3年ごとの大規模な調査の年に、世帯の人の健康状態をたずねています。病気やけがなどで自覚症状のある人を有訴者、病気やけがで病院などに通っている人を通院者といい、それぞれ人口千人あたりの数(有訴者率・通院者率)で示します。設問は令和元年(2019年)の調査の数字を問うています。
令和元年の調査で、65歳以上の人の自覚症状を症状別にみると、男女とも腰痛が最も多くなっています(出題当時の最新の公表値)。
ほかの記述は数字の大きさが合いません。65歳以上の有訴者率は人口千人あたり433.6で、半数には届かない4割台です。75歳以上の通院者率は人口千人あたり730.5で、約7割です。また、外来受療率は医療機関の側から患者数を調べる患者調査の指標で、国民生活基礎調査の項目ではありません。したがって正しいのは自覚症状で男女とも最も多いのは腰痛という記述です。覚え方: 高齢者の訴えの一番は男女とも腰痛、有訴は4割台、通院は7割前後、と組で覚えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 175歳以上の通院率は約9割である。:後期高齢の年代で病院などに通っている人は、公表された数で千人中730.5人、およそ10人に7人です。10人に9人という見積もりは実際より多すぎます。
- 265歳以上の半数以上が有訴者である。:65歳以上の有訴者率は人口千人あたり433.6で、割合にすると4割台にとどまります。半数以上という記述は公表値より多すぎます。
- 365歳以上の外来受療率は年齢が上がるほど高くなる。:外来受療率は、医療機関から患者数を集める患者調査で示す指標で、国民生活基礎調査で調べる項目ではありません。調査を取り違えた記述です。
出典:第112回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問52(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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