第111回 午前 問24
必修問題
一次救命処置に関する問題
成人に対する一次救命処置〈BLS〉において、胸骨圧迫と人工呼吸の回数比は( ):2である。( )に入るのはどれか。
- 15
- 210
- 330
- 450
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✓ これが正解330
解説
成人の一次救命処置では、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返します。
一次救命処置(BLS)は、心停止やそれが疑われる人に対して、その場に居合わせた人が特別な器具を使わずに行う救命処置で、胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの使用が中心です。日本では日本蘇生協議会(JRC)の蘇生ガイドラインに沿って手順が示されています。
出題当時のJRC蘇生ガイドライン2020の考え方では、成人に対して人工呼吸を行う技術と意思がある場合、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を1つの組み合わせとして繰り返します。胸骨圧迫は脳や心臓に血液を送る中心の処置なので、中断をできるだけ少なくし、長く続けることが大切とされています。人工呼吸の技術や意思がない場合は、胸骨圧迫だけを続けます。5や10では胸骨圧迫の回数が少なく中断が多くなり、50では人工呼吸の間隔が空きすぎます。
したがって空欄に入るのは30です。成人のBLSは30対2、圧迫の中断を最小限に、とまとめて覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 15:5回ごとに人工呼吸をはさむと、胸骨圧迫が頻繁に止まり、脳や心臓に送られる血液の量が大きく減ってしまいます。成人のBLSの回数比として示されている数ではありません。
- 210:10回ごとに人工呼吸を入れる比でも、胸骨圧迫の中断が多くなります。成人の一次救命処置では、圧迫の回数を多くとって中断を減らす比が示されており、10ではありません。
- 450:50回に1度の人工呼吸では、圧迫が長く続く一方で酸素を送る間隔が空きすぎます。成人の一次救命処置で示されている胸骨圧迫と人工呼吸の回数比とは違います。
出典:第111回 看護師国家試験 午前(厚生労働省)問24(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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