基礎看護学の用語(46語)
看護師国家試験の過去問に出てくる「基礎看護学」の用語 46語を、短い言葉で説明しています。
「基礎看護学」の
一次救命処置
読み:いちじきゅうめいしょち / 別表記:BLS心停止やそれが疑われる人に、その場に居合わせた人が行う救命処置で、胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの使用が中心です。胸骨圧迫と人工呼吸の回数の比が問われます。腋窩
読み:えきかわきの下のことで、体温を測る部位のひとつです。体を冷やすときに、皮膚の近くを太い血管が通る腋窩を冷やすと効率がよい点が問われます。SpO2
読み:えすぴーおーつー / 別表記:経皮的動脈血酸素飽和度パルスオキシメータで測る経皮的動脈血酸素飽和度です。末梢循環不全で測定値が影響を受けることや、酸素の投与量の指標になることが問われます。N95マスク
読み:えぬきゅうじゅうごますく空気中の微小な粒子を通しにくい高性能のマスクです。試験では結核などの空気感染予防策で医療者が着けることが問われます。オモテ
読み:おもてけんさ患者の赤血球に抗A血清・抗B血清を加えて、A抗原・B抗原があるかを調べる検査です。試験ではウラ検査との違いが問われます。検査 看護過程
読み:かんごかてい対象者の情報を集めて判断し、計画を立てて実施し、結果を評価するという、看護を筋道立てて進める考え方です。段階の順や、評価できる目標の設定が問われます。看護記録
読み:かんごきろく病院に備える診療に関する諸記録のひとつです。諸記録に含まれることを医療法施行規則が定めている点や、主観的情報と客観的情報に分けて記載する点が問われます。看護計画
読み:かんごけいかく看護師が行う援助の内容を示すもので、看護過程では看護問題の明確化に続いて立案します。患者がどのような状態になるかを示す看護目標との違いが問われます。関節可動域
読み:かんせつかどういき関節を動かせる範囲のことで、狭くなると角度を測って評価します。肩関節の屈曲の測り方や、関節拘縮を防ぐ訓練の行い方が問われます。感染性廃棄物
読み:かんせんせいはいきぶつ感染性廃棄物は、中身の性状で色分けしたバイオハザードマークの容器に捨てる物です。試験では、液状は赤、固形状は橙、鋭利な物は黄色の区別が問われます。気管内吸引
読み:きかんないきゅういん自分で痰を出せない患者の気管にカテーテルを入れて、陰圧で分泌物を吸い取る処置です。滅菌された手袋やカテーテルを使い、無菌操作で行う点が問われます。客観的情報
読み:きゃっかんてきじょうほう看護師が観察や測定、検査の結果から得た事実の情報で、O情報ともいいます。試験では患者の言葉による主観的情報との区別が問われます。吸引
読み:きゅういん吸引は、自力で出せない分泌物を吸引カテーテルで取り除く技術です。試験では、酸素も吸い出すため時間を短くし、入れるときは陰圧をかけないことが問われます。仰臥位
読み:ぎょうがい上を向いて寝た姿勢です。試験では、舌根が沈下しやすいことや、食道と胃がほぼ同じ高さになって胃の内容物が逆流しやすいことが問われます。胸骨
読み:きょうこつ胸の前の中央にある骨で、上部の胸骨柄は左右の鎖骨の内側の端とつながっています。胸骨圧迫で押す位置や、骨髄穿刺の部位として問われます。胸骨圧迫
読み:きょうこつあっぱく心臓が止まった人の胸を押して、脳や心臓に血液を送り続けるための処置です。成人では胸骨の下半分を押すことや、押す速さが問われます。構音障害
読み:こうおんしょうがい唇や舌、のどなどの器官の動きが障害され、言葉をはっきり発音できなくなる状態です。言葉の理解は保たれるので筆談が有効な点や、失語との違いが問われます。口腔内吸引
読み:こうくうないきゅういん自力で出せない口の中の分泌物や唾液を、吸引カテーテルで取り除く技術です。試験では清潔な手技で行えば足りる点が問われます。骨髄穿刺
読み:こつずいせんし骨髄に針を刺して骨髄液を吸引し、血液をつくる細胞の状態を調べる検査です。穿刺の部位と体位や、吸引のときに痛みが出る点が問われます。座位
読み:ざい上半身を垂直に近く起こした体位です。食道と胃の上下の関係が保たれ、食後に座位で過ごすと胃から食道への逆流を防ぎやすい点が問われます。採血
読み:さいけつ採血は、針を刺して血液を採る手技で、医師の指示のもとで看護師や臨床検査技師などが行います。試験では、誰の業務に含まれるかや穿刺する静脈が問われます。シムス
読み:しむすい側臥位からやや腹臥位寄りに傾け、上側の下肢を曲げた体位です。浣腸や坐薬の挿入に用いることや、妊婦が楽に休める姿勢である点が問われます。位 照度
読み:しょうどものを照らす光の明るさを表す量で、単位はルクスです。試験では細かく正確な作業を行う場所ほど高い照度が求められる点が問われます。小脳
読み:しょうのう姿勢のバランスを保ち、手足の動きを滑らかに調節する運動の中枢です。障害されると運動失調が起こることや、指鼻試験で機能をみることが問われます。静脈血採血
読み:じょうみゃくけつさいけつ駆血帯で静脈の流れをせき止めて血管を膨らませ、針を刺して血液を採る手技です。穿刺する静脈や刺入の角度、採血の後の止血が問われます。静脈内注射
読み:じょうみゃくないちゅうしゃ薬を静脈の中へ直接入れる方法です。試験では、薬が直接血液に入るため吸収が最も速いことや、静脈に沿って浅い角度で刺すことが問われます。触診
読み:しょくしん手で触れて温度や硬さ、痛みの有無などを確かめる方法です。フィジカルアセスメントでは視診の次に行い、腹部では聴診と打診の後に行う点が問われます。褥瘡
読み:じょくそう骨が突き出た部分に体の重さによる圧迫が長く続き、血流が途絶えることで起こる皮膚や組織の傷です。体位変換や体圧の分散による予防が問われます。清拭
読み:せいしき温めたタオルで皮膚の汚れを拭き取る援助で、全身清拭は入浴できない人に行います。皮膚に触れるときのタオルの温度と、準備する湯の温度の違いが問われます。穿刺
読み:せんし穿刺は、体の外から針を刺して体腔の液体や組織を採ったり、薬を入れたりする処置です。試験では、穿刺の名前と刺す部位の組み合わせが問われます。尖足
読み:せんそく足先が下に垂れた状態で足関節が固まることです。試験では足底を支えて足関節を直角に近い角度に保つ予防が問われます。創傷
読み:そうしょう傷のことです。試験では、治癒が炎症期・増殖期・成熟期などの時期を順に進むことや、感染徴候がなければ消毒せずに洗浄することが問われます。増殖期
読み:ぞうしょくき創傷の治癒過程のうち、線維芽細胞がコラーゲンをつくって肉芽組織が形成される時期です。子宮内膜の周期では、エストロゲンで内膜が厚くなる時期を指す点も問われます。側臥位
読み:そくがい横向きに寝た姿勢です。舌根の沈下や誤嚥を防ぐ体位であることや、褥瘡ができやすい部位、処置や検査でとる向きが問われます。閉じた
読み:とじたしつもんはい・いいえや短い単語で答えられる質問で、事実を素早く確かめたいときに役立ちます。試験ではブローカ失語の患者に有効である点が問われます。質問 肉芽
読み:にくげ / 別表記:肉芽組織新しい血管と線維芽細胞などからなる組織で、傷のすき間を埋めていきます。創傷治癒の増殖期に形成される点が問われます。入浴
読み:にゅうよく入浴は、体を清潔にし血行をよくする援助ですが、体への負担も大きい活動です。試験では、血圧の急な変動や酸素の消費が増えることへの注意が問われます。バイタルサイン
読み:ばいたるさいん体温、脈拍、呼吸、血圧、意識などの生命の状態を表す指標です。正常な範囲から大きく外れ、緊急の対応が必要な値を見分けることが問われます。排痰
読み:はいたん気道の痰を外へ出すことで、体位ドレナージやスクイージングは排痰を促す方法です。肺切除術の前に深呼吸とともに練習しておく点も問われます。標準予防策
読み:ひょうじゅんよぼうさく標準予防策は、どの人の血液や体液も感染の可能性があるものとして扱う考え方です。試験では、処置の内容に応じて手袋やゴーグルなどの防護具を選ぶことが問われます。ファウラー
読み:ふぁうらーい仰向けから上半身を45度前後起こした体位で、呼吸が楽になり、食事や会話もしやすくなります。腹圧をかけやすく、床上で排便しやすい体位である点が問われます。位 腹臥位
読み:ふくがいうつ伏せの体位で、背中側が上を向きます。後腸骨稜から骨髄穿刺をするときにとる体位であることや、乳房超音波検査では行わない点が問われます。片麻痺
読み:へんまひ体の片側の麻痺のことで、麻痺のある側を患側、麻痺のない側を健側と呼びます。衣服は健側から脱ぎ、患側から着る脱健着患の原則が問われます。ボディメカニクス
読み:ぼでぃめかにくす骨や関節、筋肉の動きの力学的な関係を活用して、少ない力で安全に動作する技術です。支持基底面を広くとり、重心を低くする基本が問われます。無菌操作
読み:むきんそうさもともと無菌の部位に器具を入れる処置で、細菌を持ち込まないように行う操作です。気管内吸引や尿道カテーテルの挿入で必要になる点が問われます。滅菌
読み:めっきん芽胞を含むすべての微生物を死滅させる、または取り除くことです。オートクレーブで行う高圧蒸気滅菌など、方法と器材の使い分けが問われます。