セキュリティ|平成30年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問63
パスワード管理に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ✓ これが正解業務システムで使用しているパスワードを,私的なインターネットサービスの利用では使用しない。
- 初期パスワードは,システムのログイン操作に慣れるまで変更しない。
- 数個のパスワードを用意しておき,それを使い回す。
- パスワードは,平文のファイルに格納してPCへ保存しておく。
解説
仕事の合言葉を、私的な場面で使い回さないことが適切です。
合言葉、つまりパスワードの扱いで一番怖いのは、どこか一か所から漏れたときに、同じ組合せで別の入口も開いてしまうことです。仕事で使っている組合せを私的な場面でも使っていると、私的な側の管理が甘かったときに、仕事の側まで一緒に破られます。だから、使う場所ごとに別の合言葉にします。残りの三つは、どれも起こりがちな失敗です。最初に配られたものをそのまま使い続けるのは、配った側や同じ規則で作られた他人にも見当がつく状態を残します。いくつか用意して回すのも、結局は同じ組合せが複数の入口に付くことになります。読める形で保存するのは、その機器を触れる人に全部を渡すのと同じです。使い回さない、すぐ変える、読める形で置かない。この三つを並べると、四つの肢はきれいに分かれます。知識ではなく日々の習慣を聞いている問題です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 最初に配られたものは、配った側が知っており、決まった規則で作られていることもあります。慣れるまで待つのではなく、最初に入ったその場で自分の作ったものへ変えます。待っている間だけ入口が開いたままになります。慣れとは別の話です。
- いくつか用意して回す形は、そのうち一つが漏れたときに複数の入口が同時に開きます。数を増やしても、同じ組合せが別の場所に付いている状態そのものは変わりません。場所ごとに違うものにする、が守りたい形です。数の問題ではありません。
- そのまま読める形で機器に置くと、その機器を触れる人や、持ち出した人に中身が全部渡ります。覚えきれないときは、専用の管理の仕組みを使います。書き留めること自体ではなく、読めるまま置くことが問題です。置き方で分かれます。
この問題に関係する言葉
- パスワード本人だけが知っているという前提で使う合言葉。他人に知られた時点で、本人確認の役目を果たさなくなります。
- 利用者認証使おうとしている相手が本人かどうかを確かめる仕組み。知っていること、持っているもの、身体の特徴などを手がかりにします。
- アクセス管理誰がどの情報にどこまで触れてよいかを決めて保つ仕事。退職者のIDが残っていないかを名簿と突き合わせます。
- 多要素認証知っていること、持っているもの、体の特徴のうち、種類の違う二つ以上を組み合わせて確かめるやり方。一つ破られても残りが効きます。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問63
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