セキュリティ|平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問92
〔中問B・PCのデータ保護〕〔テクノロジ〕
Sさんは,現PCに保管した画像ファイルに色調補正などの加工をすることにした。加工作業のミスなどに備えて,バックアップツールを利用して,毎年4月1日に完全バックアップを実施し,毎月の1日に差分バックアップを実施する。差分バックアップは3回分を保管している。
ある年において,画像ファイルXに対して表2のとおりに加工作業を行ったとき,加工後の各画像ファイルXのうち,この年の6月3日に,バックアップから<u>復旧できないもの</u>は,どの作業で加工したものか。
〔表2 加工作業〕
```
加工作業 作業日
作業a 3月20日
作業b 4月 3日
作業c 4月10日
作業d 5月 5日
```
- 作業a
- ✓ これが正解作業b
- 作業c
- 作業d
解説
控えを取っていない合間の姿は、後からでは作れません。
手を入れた日と、控えを取った日を、同じ線の上に並べます。四月の頭に丸ごとの控えがあり、そこには三月の手入れまでが写っています。次に控えを取ったのは五月の頭で、そこには四月の二回ぶんが両方とも入ります。六月の頭の控えには、五月に加えた手直しまでが収まります。差分バックアップは、直前の丸ごとの控えのあとに変わったものをまとめて持ちます。だから、五月の控えには四月の二回が一緒くたに収められます。すると、四月の一回目だけを終えた姿は、どこにも残りません。その姿でいるあいだに、控えを取る日が一度も来なかったからです。二回目が上に重なったあとで写されたので、途中の姿は消えました。控えを取る間隔は、そのまま失いうる手間の量になります。間隔が空くほど、途中の姿が抜け落ちていきます。間隔そのものが保険です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 三月に手を入れた姿は、四月の頭の丸ごとの控えにそのまま写っています。最も古い手入れがどこに残っているかと問われたなら、こちらが答えになります。控えを取る日が直後に来ているので、この姿が失われることはありません。
- 四月の二回目の手入れを終えた姿は、五月の頭の控えに収まっています。二回ぶんを終えた状態が写るのはいつの控えかと問われたなら、こちらです。直前に取られたものがそこを写しているため、問題なく取り出せます。探す手間もかかりません。
- 五月に手を入れた姿は、六月の頭に取られた控えの中へ入っています。最も新しい手入れがどこに残るかと問われたなら、こちらが答えになります。確かめようとした日のすぐ前に写されているので、そのまま戻せます。最も新しい控えが効きます。
この問題に関係する言葉
- 差分バックアップ前回のフルバックアップ以降に変わった分だけを取る方法です。毎日行えば、フルバックアップの間の日でも前日の状態まで戻せます。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問92
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