ITパスポート 平成25年度 春期 特別措置試験 問74
セキュリティ
HTTPSに関する問題
図の構成で,HTTPS プロトコルを用いてブラウザと Web サーバで通信を行うとき,通信内容が暗号化される区間はどれか。
〔図〕(原典の図を書き起こしたものです。左から右へ一列に並び,隣どうしが線で結ばれています)
ブラウザ ─ プロキシサーバ ─ ルータ ─(インターネット)─ Web サーバ
- ア ブラウザとプロキシサーバ間だけ
- イ ブラウザと Web サーバ間
- ウ プロキシサーバとルータ間だけ
- エ プロキシサーバと Web サーバ間だけ
答えと解説
✓ これが正解イ ブラウザと Web サーバ間
解説
だけ、と書いてある肢が三つ並んでいるのが仕掛けです。
HTTPS は、HTTP を TLS で包んで通信内容を読めなくする形です。鍵をやり取りするのは、ブラウザと Web サーバの二者だけです。だから暗号化される区間は、その両端のあいだ全部になります。よって、ブラウザと Web サーバ間と述べた肢が当たります。途中にプロキシサーバやルータが挟まっても、暗号化されたまま通り抜けます。ブラウザとプロキシサーバ間だけ、と述べた肢もあります。そこで復号されるなら、プロキシサーバが中身を読めてしまいます。プロキシサーバとルータ間だけ、とする肢も同じです。その前後が平文のまま流れることになります。プロキシサーバと Web サーバ間だけ、とする肢も片側が守られません。鍵を持たない機器は、中身を復号できません。だから途中の機器は、運ぶだけの役に徹しています。ただし、どこへつないだかは途中からでも見えます。
ほかの選択肢の解説
- ア ブラウザとプロキシサーバ間だけ:ブラウザとプロキシサーバ間だけとします。プロキシサーバで暗号が解かれるという意味になります。すると、その機器が通信内容を見られてしまいます。その先も平文で流れることになりました。鍵を持つのは、ブラウザと Web サーバの二者です。区間が短すぎます。
- ウ プロキシサーバとルータ間だけ:プロキシサーバとルータ間だけとします。前も後ろも、平文で流れることになります。守られる区間が、真ん中だけに縮みました。鍵を持たない機器どうしでは、暗号の通信を結べません。ルータは中継するだけの通り道です。位置も長さも合いません。
- エ プロキシサーバと Web サーバ間だけ:プロキシサーバと Web サーバ間だけとします。ブラウザからプロキシサーバまでが、平文で流れます。いちばん手元に近い区間が守られない形です。鍵を交換したのは、ブラウザと Web サーバです。インターネット側だけでは、片側が抜けています。
関連用語
- HTTPSHTTPのやり取りをTLSで包んだもの。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。
- 暗号化内容を鍵がなければ読めない形に変換すること。
- プロキシサーバ社内の端末に代わってインターネットへアクセスする中継役のサーバです。
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問74(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
関連問題
- 令和8年度 問68:
プロトコルの 組合せ (プロトコル) - 令和7年度 問57:
プロキシサーバの 機能に 関する 記述 (プロキシサーバ) - 令和6年度 問79
(プロキシサーバ) - 令和5年度 問65:
PSKの 説明 (ルータ) - 平成31年度 春期 (特別措置試験) 問74:
無線LANに 関する 問題 (HTTPS)
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