第111回 午前 問6
個人・家族・集団・組織の支援
介護予防に関する問題
高齢化が進むA市では、介護予防の充実を重点課題としており、住民が自主的に行う体操の場を地区ごとに設けることにした。誰もが参加しやすい体操の場とするために優先度が高いのはどれか。
- 1ボランティアの活用
- 2健康運動指導士の活用
- 3バリアフリーの会場の確保
- 4インターネットを用いた広報の利用
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✓ これが正解3バリアフリーの会場の確保
解説
誰もが参加しやすい場にするには、バリアフリーの会場の確保を優先します。
この問の決め手は、誰もが参加しやすい体操の場、という目的です。高齢化が進むA市で介護予防のための通いの場を設けるのですから、参加を想定する人には、足腰が弱くなった人、杖や車いすを使う人も含まれます。
こうした人にとって、段差や階段のある会場はそれだけで参加を妨げる障壁になります。会場に出入りでき、中を安全に移動できることは、体操の内容や指導者よりも先に満たすべき前提の条件です。したがって、バリアフリーの会場の確保が優先度の高い取り組みです。
ボランティアや専門職の活用、広報の工夫も場を充実させるうえで役立ちますが、参加できる人の範囲を広げる働きは会場の条件ほど直接的ではありません。誰もが、という言葉があるときは、参加の物理的な障壁を取り除く選択を優先すると考えると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1ボランティアの活用:ボランティアの協力は、住民主体の運営を支えるうえで役立ちます。ただし、移動に不安のある高齢者が会場に入れなければ参加そのものができないため、参加しやすさの条件としては会場の整備が先です。
- 2健康運動指導士の活用:健康運動指導士は運動の安全や効果を高める助言ができますが、住民が自主的に続ける体操の場では専門職の常駐は前提になりません。参加のしやすさの土台になるのは会場の条件です。
- 4インターネットを用いた広報の利用:インターネットを用いた広報は、高齢者の中には利用しにくい人もいます。情報の届き方の面でも、参加できる人の範囲を広げる面でも、優先して取り組む方法とはいえません。
出典:第111回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問6(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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