平成23年度 特別 午前 問41
ネットワーク
リモートログインに関する問題
TCP/IP ネットワークで利用されるプロトコルのうち,ホストにリモートログインし,遠隔操作ができる仮想端末機能を提供するものはどれか。
- アFTP
- イHTTP
- ウSMTP
- エTELNET
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✓ これが正解エTELNET
解説
遠隔操作のための仮想端末を提供する手順です。
TCP/IP のネットワークでは、やり取りの目的ごとに別々の手順が用意されています。判定の軸は、その手順が運ぶものは何か、という一点です。離れた場所にあるホストへ入り、そこで命令を打ち込んで結果を受け取るには、あたかも自分がその機械の端末の前に座っているかのように、送った文字と返ってくる文字を往復させ続ける必要があります。TELNET はこのやり取りを定めた手順で、リモートログインしたうえで遠隔から操作できる仮想端末の機能を提供します。ですから、運ぶものが操作そのものである手順を選ぶことになります。残りの三つは、運ぶものが操作ではなく別のものです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アFTP:FTP はファイルそのものを受け渡すための手順です。離れた機器へ置いたり取り寄せたりはできますが、その機器の中に入って命令を打ち込み、結果を見ながら作業を続ける用途のために作られたものではありません。
- イHTTP:HTTP は Web の文書や画像を要求して受け取るための手順です。要求と応答の一往復が単位になっており、相手の機械へログインしてそのまま操作を続けるという使い方を想定した作りではありません。
- ウSMTP:SMTP は電子メールを相手のサーバへ送り届けるための手順です。届ける対象はメッセージであって、送った側が相手の機械の中で何かを操作するための入口を開くものではありません。
この問題の用語
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
- HTTPWebブラウザとWebサーバがページをやり取りするための決まりごと。ブラウザが要求を送り、サーバが応答を返す形で通信します。
- SMTP電子メールを送り出すときに使う取り決め。受け取る側の取り決めとは別なので、送信と受信で設定が分かれます。
出典:平成23年度 特別 基本情報技術者試験 午前 問41
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 科目A 問8(プロトコル)
- 令和元年度 秋期 午前 問39:バックドアに該当するもの(TCP)
- 令和元年度 秋期 午前 問37:WPA3に関する問題(HTTP)
- 令和元年度 秋期 午前 問34:ポート番号に関する問題(HTTP)
- 平成30年度 秋期 午前 問34:符号化に関する問題(SMTP)
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