令和5年度下期第二種電気工事士学科試験(午後)(電気技術者試験センター)問1
電気に関する基礎理論
消費電力に関する問題
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図のような回路で,8 Ωの抵抗での消費電力[W]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ200
- ロ800
- ハ1200
- ニ2000
答えと解説
✓ これが正解ロ800
解説
並列部は12 Ω、全体20 Ωで10 A。8 Ωの消費電力は800 W。
直列と並列を組み合わせた回路の問題で、使う知識はオームの法則と、電力は電流の2乗に抵抗を掛けて求める式です。まず並列につながった20 Ωと30 Ωを一つにまとめます。並列の合成抵抗は積を和で割るので、20×30÷(20+30)=12 Ωです。これに8 Ωが直列に加わるため、回路全体の抵抗は12+8=20 Ωになります。
電源は200 Vですから、流れる電流は200÷20=10 Aです。この10 Aはそのまま8 Ωの抵抗を通ります。8 Ωでの消費電力は10²×8=800 Wで、これが正解の値です。
ほかの値は別の場所の電力を答えたものです。たとえば電源が回路全体に送る電力は200×10=2000 W、並列部分だけの電力は10²×12=1200 Wで、どちらも8 Ωだけの電力ではありません。
覚え方は、並列を先にまとめて全体の電流を出し、問われた抵抗に流れる電流で電力を計算する、という順番です。
ほかの選択肢の解説
- イ200:200 W になる計算は、この条件からは導けません。8 Ωの抵抗には10 Aが流れており、電流の2乗に抵抗を掛けるとはるかに大きな値になるため、数字として小さすぎます。
- ハ1200:1200 W は、10 Aの電流が並列部分の合成抵抗12 Ωを通るとして出した値で、並列部分で消費される電力です。問われているのは直列の8 Ωなので、場所の取り違えになります。
- ニ2000:2000 W は、電源電圧200 Vに全体の電流10 Aを掛けた、回路全体で使われる電力です。8 Ωの抵抗はその一部分だけを受け持つので、この値にはなりません。
出典:令和5年度下期第二種電気工事士学科試験(午後) 問1(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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