令和2年度下期第二種電気工事士筆記試験(午前)(電気技術者試験センター)問20
電気工事の施工方法
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低圧屋内配線の工事方法として,不適切なものは。
- イ金属可とう電線管工事で,より線(絶縁電線)を用いて,管内に接続部分を設けないで収めた。
- ロライティングダクト工事で,ダクトの開口部を下に向けて施設した。
- ハ金属線ぴ工事で,長さ3 m の2 種金属製線ぴ内で電線を分岐し,D 種接地工事を省略した。
- ニ金属ダクト工事で,電線を分岐する場合,接続部分に十分な絶縁被覆を施し,かつ,接続部分を容易に点検できるようにしてダクトに収めた。
答えと解説
✓ これが正解ハ金属線ぴ工事で,長さ3 m の2 種金属製線ぴ内で電線を分岐し,D 種接地工事を省略した。
解説
線ぴ内で分岐するとD種接地は省略できません。
低圧屋内配線の工事方法を、工事の種類ごとの決まりと照らして確かめる問題です。
金属線ぴ工事では、金属製の線ぴに、漏電したときの感電事故を防ぐためD種接地工事(金属部分を大地につないで電位を下げる工事)を施すのが原則です。線ぴが短い場合に省略できる決まりはありますが、線ぴ内で電線を分岐するときは、省略できる場合に当たりません。この肢は、長さ3 mの2種金属製線ぴで電線を分岐し、接地を省略しているので不適切です。なお、2種の線ぴなら電線を分岐すること自体は認められています。
他の肢は適切です。より線を使った金属可とう電線管で管内に接続部分がないこと、ライティングダクトの開口部を下向きにすること、金属ダクト内の分岐で接続部分を点検できるようにすることは、決まりに合います。分岐するなら接地も省略できない、と組にして覚えます。
ほかの選択肢の解説
- イ金属可とう電線管工事で,より線(絶縁電線)を用いて,管内に接続部分を設けないで収めた。:金属可とう電線管工事では、より線を使い、管内に電線の接続部分を設けないことが求められます。この肢はその決まりどおりで、適切な工事方法なので不適切なものではありません。
- ロライティングダクト工事で,ダクトの開口部を下に向けて施設した。:ライティングダクトは、ダクトの開口部を下に向けて施設するのが決まりで、この肢はそのとおりです。開口部を上に向けると、ごみなどが入りやすいため避けます。
- ニ金属ダクト工事で,電線を分岐する場合,接続部分に十分な絶縁被覆を施し,かつ,接続部分を容易に点検できるようにしてダクトに収めた。:金属ダクト内での電線の分岐は、接続部分に十分な絶縁被覆を施し、容易に点検できるようにすれば認められます。この肢はその条件を満たしており、適切な内容です。
出典:令和2年度下期第二種電気工事士筆記試験(午前) 問20(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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