2019年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問20
電気工事の施工方法
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100 Vの低圧屋内配線工事で,不適切なものは。
- イフロアダクト工事で,ダクトの長さが短いのでD種接地工事を省略した。
- ロケーブル工事で,ビニル外装ケーブルと弱電流電線が接触しないように施設した。
- ハ金属管工事で,ワイヤラス張りの貫通箇所のワイヤラスを十分に切り開き,貫通部分の金属管を合成樹脂管に収めた。
- ニ合成樹脂管工事で,その管の支持点間の距離を1.5 mとした。
答えと解説
✓ これが正解イフロアダクト工事で,ダクトの長さが短いのでD種接地工事を省略した。
解説
フロアダクト工事は、短くてもD種接地工事を省略できません。
100 Vの低圧屋内配線で、各工事の施工の決まりを確かめる問題です。使用電圧が300 V以下の低圧の工事なので、金属製の部分に行う接地は、D種接地工事(使用電圧300 V以下の機器の金属製外箱などに行う接地)で考えます。
フロアダクト工事は、床に埋め込む金属製のダクトに電線を収める工事です。ダクトの長さが短いことを理由に、D種接地工事を省略することはできません。短い金属管のように省略できる条件がなく、ダクトとその付属品は必ず接地します。この記述が不適切です。
他の記述は適切です。ビニル外装ケーブルは、弱電流電線と接触しないように施設します。ワイヤラス張りの壁などを金属管が貫通する場所では、ワイヤラスを十分に切り開き、金属管を合成樹脂管に収めて、ワイヤラスと電気的に切り離します。合成樹脂管工事では、管の支持点間の距離は1.5 m以下とします。覚え方は、フロアダクトは接地を省略できない、です。
ほかの選択肢の解説
- ロケーブル工事で,ビニル外装ケーブルと弱電流電線が接触しないように施設した。:ビニル外装ケーブルが弱電流電線(電話線など)と接触すると、弱電流側に高い電圧が混じるおそれがあります。接触しないように施設するのは決まりどおりで、不適切ではありません。
- ハ金属管工事で,ワイヤラス張りの貫通箇所のワイヤラスを十分に切り開き,貫通部分の金属管を合成樹脂管に収めた。:ワイヤラス張りの貫通部で金属管がワイヤラスに触れると、漏電時にワイヤラスに電気が流れて火災のおそれがあります。ワイヤラスを切り開き、管を合成樹脂管に収めるので適切です。
- ニ合成樹脂管工事で,その管の支持点間の距離を1.5 mとした。:合成樹脂管の支持点間の距離は1.5 m以下とされているので、1.5 mとする記述は決まりの範囲内です。これより長くとった場合が不適切になるだけで、この記述は適切です。
出典:2019年度上期第二種電気工事士筆記試験 問20(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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