平成24年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問34
配線図
絶縁抵抗に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
④で示す部分の電路と大地間との絶縁抵抗〔MΩ〕の最小限度の値は。
〔配線図の前書き〕図は、鉄骨軽量コンクリート造店舗平屋建の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
【注意】
- 1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
- 2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
- 3.漏電遮断器は、定格感度電流30〔mA〕、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
- 4.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
- イ0.1
- ロ0.2
- ハ0.4
- ニ1.0
答えと解説
✓ これが正解ロ0.2
解説
三相200〔V〕回路の絶縁抵抗は0.2〔MΩ〕以上です。
④は、店舗の中で、三相200V回路の記号◇bの配線が、傍記Iのルームエアコン(RC)へ向かう部分です。凡例では◇印が三相200V回路を表します。この問は、電路と大地の間の絶縁抵抗の最小値を、電圧から選ぶ知識問題です。
電気設備に関する技術基準を定める省令第58条は、低圧の電路の絶縁抵抗を、使用電圧が300〔V〕以下で対地電圧が150〔V〕以下なら0.1〔MΩ〕以上、300〔V〕以下のそれ以外の場合は0.2〔MΩ〕以上、300〔V〕を超える場合は0.4〔MΩ〕以上と定めています。対地電圧は、非接地式の電路では電線間の電圧を指します。
三相200〔V〕の回路は、使用電圧が300〔V〕以下で、対地電圧が150〔V〕を超えます。よって最小値は0.2〔MΩ〕です。0.1〔MΩ〕は単相100〔V〕のように対地電圧が150〔V〕以下の回路の値、0.4〔MΩ〕は300〔V〕を超える回路の値です。
100〔V〕級は0.1、200〔V〕級は0.2、400〔V〕級は0.4と、使用電圧の区分で覚えます。
ほかの選択肢の解説
- イ0.1:0.1〔MΩ〕を求めるのは、対地電圧が150〔V〕以下の電路です。④の三相200〔V〕では電線間の電圧が200〔V〕で、この条件を超えるため、値が足りません。
- ハ0.4:0.4〔MΩ〕は、使用電圧が300〔V〕を超える低圧の電路の値です。④の回路は三相200〔V〕で300〔V〕以下なので、最小限度としては大きすぎる値になります。
- ニ1.0:1.0〔MΩ〕は、省令第58条の表に出てくる値ではありません。④の三相200〔V〕回路に当てはまる最小値は表から0.2〔MΩ〕と読めるので、この値は最小限度として選べません。
出典:平成24年度下期第二種電気工事士筆記試験 問34(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)