平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問34
配線図
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
④で示す図記号の器具を用いる目的は。
〔配線図の前書き〕図は、木造2階建住宅の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
【注意】
- 1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
- 2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
- 3.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
- イ不平衡電圧を遮断する。
- ロ地絡電流を遮断する。
- ハ過電流を遮断する。
- ニ過電流と地絡電流とを遮断する。
答えと解説
✓ これが正解ハ過電流を遮断する。
解説
分電盤のBの記号は配線用遮断器で、過電流を遮断します。
④は、分電盤結線図で、ⓘ の回路(200 V 20 A)の先頭にある、四角の中に B の字を書いた記号です。B は配線用遮断器を表します。これに対して、四角の中に BE と書くと、漏電遮断器を表します。
配線用遮断器は、電線に定格を超える電流が流れたときに、自動で電気を切って電線や機器を守る器具です。過負荷(使いすぎで電流が増えること)や短絡(電線どうしが触れて大きな電流が流れること)の電流が、この器具の遮断の対象です。
地絡(漏電のように電流が大地に流れること)を検出して切るのは漏電遮断器の役目で、図では分電盤の入口にある BE がそれに当たります。電圧の不平衡を遮断するという働きは、配線用遮断器にはありません。したがって、過電流を遮断する、が答えです。
覚え方は、B は過電流、BE は過電流と漏電、です。
ほかの選択肢の解説
- イ不平衡電圧を遮断する。:電圧の不平衡を検出して切るのは、配線用遮断器の働きではありません。この器具が反応するのは電流の大きさで、過負荷や短絡の電流に対して動作します。
- ロ地絡電流を遮断する。:地絡電流を遮断するのは、漏電を検出して動作する漏電遮断器の役目です。四角に B の字だけを書いた記号の器具は、過電流のための配線用遮断器です。
- ニ過電流と地絡電流とを遮断する。:過電流と地絡電流の両方を遮断するのは、BE と書かれた分電盤の入口の遮断器のような過負荷保護付の漏電遮断器です。B の記号の器具は、地絡には対応しません。
出典:平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験 問34(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)