平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問31
配線図
絶縁抵抗に関する問題
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①で示す部分の電路と大地間との絶縁抵抗として、許容される最小値〔MΩ〕は。
〔配線図の前書き〕図は、木造2階建住宅の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
【注意】
- 1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
- 2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
- 3.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
- イ0.1
- ロ0.2
- ハ0.4
- ニ1.0
答えと解説
✓ これが正解イ0.1
解説
対地電圧が150 V 以下の電路なので、最小値は0.1 MΩ です。
①は、1階平面図の上の外壁の外で、BE の四角と電気温水器(丸の中に H、200 V)を結ぶ点線の部分です。点線は露出配線を表します。低圧の電路と大地の間の絶縁抵抗は、電路の使用電圧と対地電圧(電線と大地の間の電圧)に応じて、最小値が決められています。
この電気温水器の回路は、単相3線式100/200V の2本の電圧線から200 V を取り出しています。電圧線と大地の間は、接地された中性線を基準にすると100 V です。使用電圧が200 V でも、対地電圧は150 V 以下なので、許される最小値は0.1 MΩ で足ります。
つまり、200 V と見て0.2 MΩ を選ぶのは落とし穴で、対地電圧の100 V で見るのが決め手です。0.2 MΩ は対地電圧が150 V を超える電路、0.4 MΩ は使用電圧が300 V を超える電路に当たります。
覚え方は、対地電圧150 V 以下は0.1 MΩ、150 V 超300 V 以下は0.2 MΩ、300 V 超は0.4 MΩ です。
ほかの選択肢の解説
- ロ0.2:0.2 MΩ は、対地電圧が150 V を超え300 V 以下の電路に当たる値です。この回路の電圧線と大地の間は100 V なので、この値までは求められません。
- ハ0.4:0.4 MΩ は、使用電圧が300 V を超える電路の値です。電気温水器の回路は200 V で、300 V を超えないため当てはまりません。
- ニ1.0:1.0 MΩ は、低圧の電路の最小値として挙げられる値より大きな数字です。この200 V の回路には、0.1 MΩ という小さい値で足ります。
出典:平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験 問31(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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