平成21年度第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問37
配線図
配線図に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
⑦で示す部分の温水器に至る電線の最小太さは。
〔配線図の前書き〕図は、木造2階建住宅の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
【注意】
- 1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
- 2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
- イ断面積14〔mm²〕
- ロ断面積8〔mm²〕
- ハ直径2.6〔mm〕
- ニ直径2.0〔mm〕
答えと解説
✓ これが正解ロ断面積8〔mm²〕
解説
40 A の電気温水器の回路は、断面積8 mm²以上が最小です。
⑦は、1階平面図の左上、家の外に描かれた電気温水器(深夜電力利用、単相2線式200 V、8 kW)へ至る電線です。この電線の最小太さを選ぶ問です。
まず電流を求めます。電力が8 kW=8000 W、電圧が200 Vなので、電流は8000÷200=40 Aです。分電盤の結線図でも、この回路の遮断器は2P 50AF 40Aで、定格電流が40 Aと書かれています。
電線は、つなぐ遮断器の定格電流に応じた太さが必要で、遮断器が切れる前に電線が熱をもたないよう、電線が流せる電流(許容電流)を遮断器の定格より大きくします。40 Aの回路には断面積8 mm²の電線が適合します。直径2.6 mmや2.0 mmの単線は、40 Aの回路には細すぎます。断面積14 mm²は、さらに大きい電流の回路に使う太さで、最小を問う問の答えにはなりません。
覚え方は、電流=電力÷電圧で40 A、40 Aの回路は8 mm²、です。
ほかの選択肢の解説
- イ断面積14〔mm²〕:14 mm²は、40 Aを超える定格の回路向けの太さです。回路の定格電流は40 Aなので8 mm²で間に合い、これより太い電線は最小という条件に合いません。
- ハ直径2.6〔mm〕:直径2.6 mmの単線は、40 Aの電流を流すには細すぎます。電線が熱をもたないように許容電流を遮断器の定格以上にする必要があり、2.6 mmでは足りません。
- ニ直径2.0〔mm〕:直径2.0 mmの単線は、さらに細く、40 Aの電気温水器の回路には使えません。電線の許容電流が遮断器の定格電流を下回るため、太さが足りません。
出典:平成21年度第二種電気工事士筆記試験 問37(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)