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令和8年度上期第三種電気主任技術者試験 理論(電気技術者試験センター)問11

理論

不純物半導体に関する問題

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次の文章は,不純物半導体に関する記述である。価電子が[(ア)]個のシリコン(Si)をきわめて高い純度に精製した真性半導体に,価電子が[(イ)]個のホウ素(B)などを不純物としてわずかに加えることによって[(ウ)]形半導体がつくられる。このとき加えた不純物を[(エ)]という。上記の記述中の空白箇所(ア)~(エ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(ア)(イ)(ウ)(エ)
(1)45nドナー
(2)43pアクセプタ
(3)54nアクセプタ
(4)43pドナー
(5)54pアクセプタ
答えと解説

✓ これが正解2(ア) 4 (イ) 3 (ウ) p (エ) アクセプタ

解説

価電子4個のSiに価電子3個のBを加えるとp形、Bはアクセプタです。

不純物半導体の性質は、加える不純物の価電子(いちばん外側にあって原子どうしの結合に関わる電子)の数で決まります。シリコン(Si)の価電子は4個で、(ア)は4です。真性半導体のシリコンでは、各原子が4個の価電子でまわりの4個の原子と共有結合をつくっています。

ホウ素(B)の価電子は3個で、(イ)は3です。Siの結晶にBが入ると、まわりの4個のSiと結合をつくるのに電子が1個足りず、正孔(ホール)ができます。正孔が主な電荷の運び手になるので、正(positive)を表すp形半導体です。(ウ)はpです。このように電子を受け取る不純物をアクセプタといい、(エ)はアクセプタです。

反対に、価電子5個の不純物を加えると電子が1個余って自由に動ける電子となり、n形半導体になります。こちらの不純物は電子を与えるのでドナーと呼びます。

したがって4・3・p・アクセプタの組合せが正解です。3個はp形でアクセプタ(受け取る)、5個はn形でドナー(与える)、と価電子の数と呼び名を対で覚えると見分けられます。

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出典:令和8年度上期第三種電気主任技術者試験 理論 問11(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(B問題の共通の文と図を小問ごとに複写・図と式を問題冊子から切り出して画像で掲載・1行で書ける式を字に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。

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